クンデ村、戻ってみればまだ冬だった!

3月になったんで、そろそろエベレスト街道も春のトレッキングシーズンに入るころ。飛行機が混みだす前に山に入ってしまおうと、カトマンズから拠点となるルクラ空港に飛んだ。昨年9月に行ったときは、カトマンズから飛ぶのは面白くないと思い、パプルというところまで車に行ってヘリで上がろうとしたが、そこが満席が続き4日間も空港で待機させられたという苦い経験から、今回は素直にカトマンズから飛行機にした。


ネパール エベレスト街道 ルクラ空港

ルクラ空港はまだシーズン前で閑散として静か。そのまま歩きだし、2800㍍のモンジョからナムチェバザールの上がる急坂の途中で唯一姿を現すエベレストも、天気が良く見れた。


ネパール エベレスト


ネパール エベレスト街道 クンデ 雪


ネパール エベレスト街道 クンデ 寒い

昨年12月半ばまで、富士山よりも高い村で暮らしていたので、まだ体が高度順化しているのか、標高3400メートルのナムチェバザールも体調良く、そのままクンデまで上がってしまった。

しかし何と、久しぶりに見るクンデ村はまだ雪景色。ナムチェバザールはほとんど雪が残っていなかったのだが、標高400㍍違ったらこんなに景色が違くなるのかと驚く。しかも部屋の温度がマイナス3度。春だと思ってやって来たクンデはまだまだ冬だった。

投稿者: asiansanpo

元読売新聞東京本社写真部。2016年3月、早期退職し、アウンサンスーチーの新政権が誕生したミャンマーに移り住み、1年半にわたり全土を回りながらミャンマーの「民主化元年」を撮影。2018年9月からは、エベレストのふもと、標高4000㍍の村で変わりゆくシェルパ族とともに9か月間生活した。日本では過疎地を拠点とし、衰退していく地方の実態を体験している。

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