富士山×エベレスト
つなぐ夢プロジェクト
日本最高峰の富士山と世界最高峰のエベレストがつながったら…
という夢のような話を実現させようという活動を始めました。
【なぜ、私がプロジェクトを始めたか？】
2018年から2019年の半年間、ネパールのエベレスト街道にある、標高3850㍍のクンデ村に”プチ移住”していた時に、地元の山岳民族シェルパの人達から「お前、富士山のふもとに住んでいるのだったら、エベレスト地域と国際交流しようではないか…」という話が出て、帰国後、静岡県内で検討を始めましたが、2020年からの新型コロナまん延で中断。やっと収まりを見せてきた2022年に活動を再開し、10月に富士宮市役所と共催で「エベレスト写真展」を開催しPR活動を始めました。
【なぜエベレストなのか？】
エベレストと聞くと、遠い世界のように思われるかもしれませんが、実は共通するところも多いのです。
①富士山は2013年に世界文化遺産に、エベレストは1979年に「サガルマータ国立公園」として世界自然遺産に登録されており、ともに人類の宝なのです。
②富士山は「富士講」に代表される富士山信仰としてあがめられてきました。一方、エベレスト地域では、シェルパ族はチベット仏教を深く信仰し、神々が宿ると信じています。ともに山岳信仰という共通点があります。
③山を生活の場として過酷な環境を克服してきたという歴史があり、現代では急増する登山客や地球温暖化などの環境問題が深刻になっています。今後、お互いが協力し合って解決できる道を探ることができます。
【今後、何を目指すのか？】
さまざまな国際交流の形が考えられます。
①単なる山と山の提携でなく、エベレストのふもとに住むシェルパ族との文化交流の中で、相互に行き来できるような環境を整える。
②山岳信仰や山岳ガイドなど双方の文化を知るための展示やイベントなどを行っていく。できればエベレスト街道に「富士山館」、富士山麓に「エベレスト館」を作り、常設の情報発信拠点として運営していく。
③次世代まで交流を継続するために、若者たちが参加できるようなアイデアを探っていく。例えばエベレスト街道にあるクムジュンスクールと日本の学校がオンライン交流をするなど、ネット時代にふさわしい方法で国際交流をしていく。
