前にこの地域の名門校クムジュンスクールで写真展を行ったことを書いたが、今日、この学校に日本の支援団体から送られた冬用のジャケットが届き、生徒に配られた。
ジャケットを送ったのは、日本の富山にある「立山エベレスト友好協会」。胸にシンボルマークが付いた、ライトブルーのジャケットが全生徒分の約330着届いた。僕もここに住んでいるので実感しているが、すでにものすごく寒い。これから厳冬期に入っていくわけで、暖房もない教室で勉強する生徒たちにとってはとても助かる贈り物だろう。
特に幼稚園児や保育園児たちは大喜びでジャケットを受け取っている。上からのおさがりが多いので、やはり新しい服をもらえるのはうれしいことなのだろう。
お姉さん世代はおしゃれに着ようと、お互い助け合っている。
ジャケットをもらうと、真っ先に走って教室に戻っていく。授業ももらったばかりのジャケットを着て受けていた。
クムジュンスクールはエベレストに人類初登頂したヒラリーが作った学校として世界的に有名なので、世界から援助の手が差し伸べられている。特に2015年の地震では校舎が被害を受けたので、日本からも同志社大学の山岳会が援助をしていた。
クムジュンスクールは1991年に富山県にあった芦峅小学校と姉妹校提携していた。北アルプスの山岳ガイドで栄えた歴史がこの地域と似ているということでの提携だった。当時は先進国の日本からいろいろと援助がなされたが、芦峅小学校が児童の減少で閉校になってしまったのが残念だ。どこかクムジュンスクールと姉妹校提携できるような日本の学校ないかな…?