シェルパの里の子猫

この頃、子猫がよく我が家にやってくる。もともとは隣の家によくいる子猫で、僕もそこで友達となったのだが、そこの家がしばらく留守になったので、居場所がなくなった子猫が我が家に助けを求めてくるようになった。それでも居心地がいいと感じてくれるらしく、最近は毎日のようにやってくる。

この前は帰宅が夜になった。暗い道を歩いていたら、突然「ニャオー」といいながら付いてくる。きっと行き場所がなくなり、今晩の宿を我が家に決めて待ち伏せしていたに違いない。よっぽどお腹がすいていたのか、前に見向きもしなかった骨にかじりついていた。

台所に寝床を作ってあげたが、隣の部屋にある、いつも寝ている寝袋が気に入ったみたいで、そこに潜り込んでいる。こちらも夜は寒いので、今夜は子猫を抱きながら寝袋で一緒に寝てみた。寝袋の中でおしっこしないだろうかと心配だったが、我が家では一度もトイレをしたことがない。猫の生態をよく知らないが、こんなにトイレに行かないものなのかな?

朝になって日が部屋に差し込むと、子猫は寝袋を出て、自分のお気に入りの陽だまりでじっと日向ぼっこを始める。時々目を閉じて、見ている方もよっぽど気持ちがいいのだろうと思ってしまう。

時間が経つにつれて太陽が上がり、日の差し込みが短くなってくると、今度は窓際に移動し、また昼寝。

時々起きては転がっている骨にかぶりつき、また日向ぼっこ。猫は自由でいいな…。

隣の人が言っていたが、この子猫は3日間ぐらい来ない日があるという。どこかほかの家にも居候していて、近所の家を泊まり歩いているらしい。この子猫の縄張りをちょっと調べてみようと、外に出かけた子猫を追跡!

まず家の前の分かれ道でしばらくどっちに行こうか迷っている。しばらく迷った後、石垣の上にひょいっと上がって塀の上を歩いて行く。きっと高いところに登って周りをチェックしているのだろう。

いつも居候をしている隣の家の敷地に入ると、さっそく砂浴び。ちゃんと芝生の切れ目が砂になっていて、砂浴びができるところを知っている。それが終わると、隣にある枯れ葉置き場の中に入りトイレ。ここがこの子猫のトイレだったのか。おしっこが終わると、自分でちゃんと枯れ葉をかけて後始末をしている。しかしよく一晩もトイレが我慢できるな…。

そして居候しているお宅の玄関へ。しかし残念ながらしばらくお留守なんで玄関は閉まったまま。しばらく「ニャオー」(開けてよー!)と鳴いていたが、やがてあきらめて隣のクンデ病院の中に入っていってしまった。てっきり病院の中にいると思っていたら、病院は猫を入れないらしく、どこかに行ってしまったらしい。ここで追跡終了。

追跡は途中で終わってしまったが、結局その夜も我が家に子猫がやってきたんで泊めてやった。次の日、せっかくだから隣の女の子を呼んできて一緒に遊ぶ。女の子はまだ猫に親しみがないらしく、子猫を持つ手もぎこちない。子猫も居心地が悪そうで、僕の方に助けを求めてくる。女の子と子猫の食事風景を観察。すごく興味津々!

一日中、子猫と遊んでいると、どちらもだんだん慣れてきて仲良くなってくる。ランチは一緒に並んで食べれるようになった。僕は子猫と4歳の子を両方観察できて、なかなか勉強になった。エベレスト街道は山だけでなく、こんな楽しいこともやっている。

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