「老後資金はいくら必要?」の無意味さ

昨日の雪でやることがなくなったので、久しぶりに日本のニュースを見てみた。富士山よりも高いところでネットが通じること自体すごいことだ。 それで気が付いたことは、流れている話題の中で、「老後資金はいくら必要か」というテーマが多いことだ。僕自身、52歳で勤めていた会社を早期退職しているので、このテーマについて深く考えた時期がある。また昨年、1年間にわたり伊豆の限界集落で暮らしていた時も、日本のニュースに

クンデ村、雪で冬に逆戻り

3月も半ばを過ぎた18日、そろそろ春がやってくるかな、という淡い期待を打ち砕くように、雪になった。しかもどんどん積もっていく。クンデ村は冬に逆戻りしてしまった。 今日は朝、起きてみると、雲は多かったが太陽は照っていた。それが午前9時前、パラパラと雪が舞い始めたと思ったら、屋根に音をたてながらどっと降ってきた。裏山の中腹にあるクンデゴンパ(寺院)は雪でかすんでいる。畑の残雪はほぼ消えかけていたのが、

遭難騒ぎで思ったこと…、登山者の常識って何?

先日、僕がいるクンデ村で遭難騒ぎがあった。うちによく遊びに来る3歳の女の子の父親が「日本人が滑落したので、これから現場に向かう。娘をしばらく預かってほしい」と言ってきた。すでに日没後であたりは薄暗くなってきている。これから遭難があった現場に向かって危なくないのかと思ったが、その父親はエベレストに4回登頂している山のエキスパート。遭難現場もよく知っているということで、救助要請されたという。滑落したの

教えて、高地で揚げ物する方法?

先日、この地方の特産であるジャガイモ(というか、この高地で寒い地域ではジャガイモしか育たないのだが…)が手に入ったので、さっそくサモサを作ってみた。しかしこれが大失敗。昨年の滞在の時も、コロッケを作ってみたが、どうもうまく作れなかった。いろいろ考えてみると、やはり富士山よりも高い標高が影響しているのではないかと思うのだが? そもそも、今回ジャガイモを入手するのが大変だった。昨年はクンデに来たとたん

我が家にトイレができた!

ついに我が家にトイレが設置された。昨年の2か月半の滞在の時は、トイレなしの生活をして、自分でもよく我慢できたな…(2か月半、出さなかったという意味ではありません)と感心したが、これでやっと落ち着ける。 といっても、ちゃんとしたトイレではなく、テント型の簡易トイレですが。近くに住むガイドをやっている方がテント型トイレを持っていたので貸してもらいました。 ただ、組み立てる時に、どうしてもポールがどう組

プジャごはん

またまた土日に行われたクンデ村のプジャ(祈祷)についての話題だが、忘れられない体験が2日間にわたり出された毎度の食事。村人でない僕も毎回ごちそうになった。その食事は特別なものではなく、シェルパ族が普段家で作っている素朴なものなのだが、ゴンパ(寺院)のお堂の中でラマ教の僧侶といっしょにいただいた食事は、格別においしかった。食事はその雰囲気によって全く違ったものになる。 まず、初日のお昼はネパールの国

シェルパの民族衣装、かっこいい!

クンデ村のプジャには村人たちはシェルパ族の民族衣装を着て集まってきた。これがなかなかかっこいい! シェルパ族の顔立ちは日本人に似ているが、なかなか男前の方が多いような気がする。 この帽子はチベットからのものだという。この辺では作ってないらしい。 それにしても、ヒマラヤの絶景の中で、この民族衣装は似合いすぎてる。

クンデ村の大プジャ(祈祷)

クンデ村に来て早々、村人総出のプジャ(ご祈祷)が2日間にわたり村のゴンパ(寺院)で行われた。この冬、立て続けに村の人が3人も亡くなったという。その中には若い方もいたということで、村の不幸を一掃しようということで急遽、行われることになったという。2日間にもわたる大祈祷は準備も費用もかなりかかるので、数年に一回しか行われないという。それだけ村の人の中には不安が募っているということだろう。 プジャが行わ

再び、金曜日の買い出しに

今日は金曜日。この地方で週1回ナムチェバザールで行われる市場に買い出しに行く日だ。とにかく買い出しに行かないと食べるものが家の中にない。 クンデの村を朝出て、シャンボチェに差し掛かる。今日は天気が良く、エベレストもよく見える。 3日前、下からクンデに上がって来た時には雪で覆われていたシャンボチェの旧滑走路も、すっかり雪が消えていた。ここを通過してナムチェバザールを見下ろす。いつものことながら、この

もう空気はただじゃない!

今年の初めから2月中旬までの1か月半、インドの首都デリーで過ごしていたが、その間、のどがヒリヒリと痛み、咳が止まらなくなっていた。原因は大気汚染。昔からインドのコルカタやデリーに1週間いると、同じような症状が出た。東南アジアなどの経済発展著しい都市は、どこもひどい大気汚染なのだが、インドのようなのどの痛みにはなぜかならない。 それがネパールのエベレスト街道に戻ってきて、まだたかだか4日目だが、ずっ

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