ただ夕焼けを撮影した後、自分が下山をし始めて、その理由が分かった。すぐにあたりは真っ暗になり、エベレストも急速に暗闇の中に消えていく。しかも下から上がってきた雲に包まれ、周りは視界がなくなる。幸いなことに登山道はくっきりトレースが付いているので、それを降りていけば自動的にロッジにたどり着けるので心配はなかったが、夕焼けを見ずに降りて行ったグループのガイドは、明るいうちにロッジにたどり着きたかったに違いない。複数のお客の安全を考えたら仕方がないのかもしれないが、やっぱりエベレストの夕焼けを見ずに降りるのはもったいない。
暗闇の中をヘッドライトの明かりを頼りに降りていったら、45分ほどでゴラクシェプのロッジの明かりが見えてきて、一安心。ロッジに到着したときは腹ペコ、食べたダルバートはこの上もなくおいしかった。