人口減少ってそんなに悪いことなの?

久々にネットが自由に通じるところに降りてきたので、世の中の動きなど見ていて、しばらくパソコンの前から離れられないでいる。富士山よりも高いところにいたから、下の世界、特に日本の事情などについてずいぶんご無沙汰となっている。 今年は日本は大変忙しい年なんだそうだ(浦島太郎状態、笑)。年明け早々、株が暴落し円高となっている。5月には天皇が退位して元号が変わるし、参院選もあるという。といっても、こちらとし

山から下りてきた

世の中はいつの間にか年を改め2019年に入ってますが、キリスト教徒でない国ではクリスマスや新年を祝うという行事もなく、お正月気分というものが全くない。実はこの間に僕は山から下りてきました。クンデで暮らしている最中にパソコンが壊れてしまい、しばらく音信不通になってました。まあこの間、何をやっていたかというと、たまにやって来る子猫とむかえの3歳の女の子と遊んでいただけで、特に何もやってませんでした。1

新聞は値上げするんじゃなくて値下げだろ!

読売新聞が新年から値上げした。朝夕刊セットが月4037円から4400円になるという。今年10月に10%に上がる消費税増税論議ではいろいろなものが紛糾した挙句、アップされるものや据え置きになったものがあったが、新聞は議論もなく据え置きになったはず。衰退していく新聞業界が安易に値上げするって読者をバカにしているのではないか。値上げする前に、年収1000万以上もある記者の高給を減らす努力が先だろうと思う

地域医療を支えるクンデ病院

僕が住んでいるクンデ村の家のすぐ近くに、クンデ病院がある。ここはクムジュンスクールと同じく、エベレスト初登頂をしたエドモンド・ヒラリーがシェルパ族のために作った病院だ。1966年開業というから、もう半世紀以上もシェルパ族の健康・医療を支えてきている。開業当時からヒラリー財団がサポートしてきて、欧米の医師が派遣されてきていたが、2002年からはシェルパ族のドクター・カミがネパールスタッフを率いて運営

シェルパの里の子猫

この頃、子猫がよく我が家にやってくる。もともとは隣の家によくいる子猫で、僕もそこで友達となったのだが、そこの家がしばらく留守になったので、居場所がなくなった子猫が我が家に助けを求めてくるようになった。それでも居心地がいいと感じてくれるらしく、最近は毎日のようにやってくる。 この前は帰宅が夜になった。暗い道を歩いていたら、突然「ニャオー」といいながら付いてくる。きっと行き場所がなくなり、今晩の宿を我

ちょっと残念だったホテル エベレスト ビュー

最近、天気が変わり、一日中天気がいい日が続いている。10月は毎日、午後は雲の中に包まれて、とっても寒くなったのだが、11月後半になり、かえって温かい。ということで、クンデ村の横にあるシャンボチェの丘に出かけてみた。実はここにはホテル エベレストビューという名門ホテルがある。日本人が作ったホテルで、ここのレストランでかつ丼が食べられる。エベレスト街道で日本食が食べられるのはここだけなので、もう頭の中

クムジュンスクール・その2

前にこの地域の名門校クムジュンスクールで写真展を行ったことを書いたが、今日、この学校に日本の支援団体から送られた冬用のジャケットが届き、生徒に配られた。 ジャケットを送ったのは、日本の富山にある「立山エベレスト友好協会」。胸にシンボルマークが付いた、ライトブルーのジャケットが全生徒分の約330着届いた。僕もここに住んでいるので実感しているが、すでにものすごく寒い。これから厳冬期に入っていくわけで、

エベレストの夕焼け!

この標高3840mの村に来てかれこれ2カ月弱経つが、今日は初めて天気が夕方までよかった。だいたい朝は快晴だが、午前11時ごろになると雲が出始めて、午後は霧に包まれてしまうといった天候が毎日続いていた。 お昼ごろ、ちょっと用があって隣村のクムジュンに出かけたが、こんなに天気がいい。いつもなら既に雲が下の方から上がってきて、天気が悪くなるころだ。 夕方、クンデ村に戻ってきても雲一つないいい天気。これは

シェルパ族の家

今回はシェルパ族の家について。僕は今までアジアのさまざまな山岳民族を訪れているが、だいたいが竹や木でできた粗末な家に住んでいる民族が多い。しかしシェルパ族は違っていて、石をていねいに積み上げた上から粘土のような土を塗って乾燥させたしっかりした家を作っている。アジアのほかの民族は山の中に住んでいるといってもだいたい標高で1500mぐらいにところが多いので、多少の隙間風が吹いても耐えられるが、富士山よ

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