バルーンフェスティバルからニャウンシュエに戻ってきたのが今朝午前3時半だったので、さすがに昼頃まで寝ていた。
とんかつ定食の昼食
昼飯は、宿の近くに日本食レストランがあるというので行ってみた。「のぞみ」という店名で、日本に長くいたミャンマー人が開店したという。とんかつ定食を注文したが、なかなかのボリューム。ミャンマーのレベルでは十分合格点だった。
午後からどうしようかと考えたが、時間が中途半端なのでインレー湖周辺をバイクで走ってみることにした。ニャウンシュエはインレー湖観光の拠点だが、街としては小さくて、十分歩いて回れる。インレー湖につながる川はひっきりなしに小舟が行きかっている。ミャンマーの開放政策とともに観光客も増えており、ホテルも激増しているが、地価も急騰しているとのことだった。まあ数年後にはこの街にも大型ホテルができ、さらに大きくなっているだろう。
ニャウンシュエからインレー湖の西岸に向かう。途中、水の中を進む水牛の群れを見かけた。その中の1頭に牛飼いがまたがっていたのだが、その水牛の色が肌色でほかの水牛との色と明らかに違う。普通水牛は黒っぽい灰色なのだが、突然変異でもしたのだろうか。大きめの豚に角が生えているような感じだが、初めて見た珍しい水牛だった。
カウンダイ村
インレー湖西岸にあるカウンダイ村の入り口まで来ると、なぜか車や観光バスが大渋滞の長蛇の列。まったく動きそうもないので時間つぶしに近くにあった山の階段を登ってみた。上には小さな寺院があり、そこからインレー湖が見えた。偶然だが、素朴な田舎の景色を見下ろせるいい場所発見。。
インレー湖が見渡せる山の寺院は特に有名ではなさそうで、他に誰もいない。仏様の前で野良犬が昼寝をしているのがミャンマーらしい。ミャンマーでは仏教の教えにより野良犬にエサを配る人たちをよく見かける。日本では野良犬や野良猫にエサを与えると叱られるが、この国は彼らにとって天国だ。
下の車の渋滞は1時間待っても動かないので、諦めて戻ることにした。
インレー湖東岸
またまた時間が中途半端になってしまったが、インレー湖の反対側も見てみたいと思い東岸に行くことにした。
途中、道沿いに人が並んで、銀色のボールを抱えて立っている。ボールの中にはお金が入っているが、これは通りかかった車から寺院の修復や行事などに使う費用などのお布施をお願いしている。この光景はミャンマーのどこでも見られ、かなり田舎の道でもやっていた。
ニャウンシュエのちょっと郊外に「Red mountain」というワイナリーの看板があったので登っていく。カローでミャンマー産ワインを見たが、ここのワインだろうか。白人の観光客たちはおいしそうに試飲していたが、当方、下戸なのでワインには全く興味がなく、ブドウ畑をみて下山。
さらに先を行くと、山の中腹にパゴダの仏塔が見えるので上がっていった。先ほどのワイナリーからはインレー湖が見えなかったが、この辺までくれば湖が見える。すでに日没寸前で、雨雲が湖の上空を覆っている。まだ雨季は明けてないようだ。
ニャウンシュエに戻り夕食。中心部に見かけおしゃれな「Smail」というお店があったので入ってみる。最近ミャンマーでもこのような店装が増えてきたみたい。無難そうなミャンマー料理を頼んだが、まあ普通のお味かな。