コータウンからタニンダーリへ戻る330キロ

ミャンマーツーリング。昨日は体がだるくて一日ペンギンホテルで休んでいた。きっと一昨日のムスリム村で雨に濡れたせいだろう。居心地がよかったコータウンにもう1週間もいてしまった。さすがにこれ以上動かないと走るのを嫌になりそうなので、名残惜しいが今日は出発することにした。これから数日かけて、元来た道を1000キロ以上戻ることになる。

ゴム園

コータウンに来たときはベイからボーピンという小さな街に泊まったが、扉もろくに閉まらないローカル向けのゲストハウスしかなかったので、できればこの街は避けたかった。でもその先はタニンダーリしか外国人は泊まれそうもない。そこまで300キロ以上。果たして走りきることができるかどうか。

午前7時20分、ペンギンホテルを出発。先を急ごうとするが、コータウンの郊外に出たところで、女性たちがバケツを持って林の中を歩いているのを見かける。気になってバイクを降り近づいてみると、そこはゴム園だった。彼女らは林の中を回りながら、ゴムの木に傷をつけたところから流れる白い液体を回収している。前にモウラミャインの離島ツアーで見たが、ここのゴムの木は背も高く、樹液もかなり多そうだ。早朝の作業は、朝早く回収しないと誰かが持って行ってしまうからかもしれない。

1時間ほど走ると、着た時にパンを食べて休憩した寺院で僧侶が庭を清掃していた。お寺としては特段見新しいものはないが、改めてみると僧侶の頭上にある菩提樹はかなり大きく立派な木だった。横に枝を広げているが、よく折れないもんだと感心してしまう。樹齢は何年ぐらいになるのだろうか。

ボーピンのクリスマス会

ちょうど正午に、前に泊まったボーピンに到着。ここでガソリン給油。ドラム缶からジュースのような色のついたガソリンを入れるが、スタッフはまだ子供だ。

ボーピンでおなかがすいたので、喫茶店に入りパン2個の昼食。そこで食べていると、一人の男性から「今、近くの教会でクリスマス会をやっているので来ないか」と誘われた。先を急ぎたいが、ミャンマーのクリスマスも見てみたいので付いていった。

連れていかれたところは、どう見ても教会には見えない小さな一軒家。だが中ではすでに盛り上がっていて、女性たちがクリスマスソングを歌っている。その前にはミャンマー料理のごちそうが並べられて、参加者は歌を聴きながら食べている。

子供たちも嬉しそうで、いい笑顔をしている。1年に1回の楽しみなのだろう。皆さんとても親切で、突然の外国人でも温かく迎えてくれ、帰るときのは総出で見送ってくれた。

タニンダーリ到着

午後3時20分、コータウンから280キロのところで、来た時に休憩した道路工事現場の大きな小屋に到着。しばらく休む。来た時もそうだったが、今回も道路工事の作業員たちは誰一人いない。みんなどこで作業をしているのだろうか。

日もだんだん傾いてきて、池で魚捕りをする人も逆光で輝いている。今晩のおかずを捕っているのかな。

午後4時50分、無事タニンダーリに到着。一番の問題はこの小さな街に外国人が泊まれる宿があるかどうかということだったが、一軒だけホテルがあったので入る。しかし宿泊代が4万チャット(約4千円)と、ミャンマーの地方ではありえない高額で、明らかに外国人値段を吹っかけてくる。しかしすでに暗くなってきて、この先のベイまではまだ70キロほど離れている。完全に足元を見られているが、選択肢はここに泊まるしかなかった。

夕食はホテルでは作れないということだったので、バイクで少し離れた街の中心部に向かう。といっても歩いて十分回れるほどの小さな街だ。ただこんな小さな街にも図書館があった。

行きにも寄った、寺院がある高台に登ってみた。ちょうど夕日が沈むころで、タニンダーリ川の水面が赤く染まっている。山間の小さな街も暮れていく。今日も無事だったことに感謝を込めて

合掌!

結局夕食は手ごろな食堂もなかったので、お店でおいしそうなバナナ2本を買ってホテルで済ませた。マンダレーから走り始めて、1日で300キロ以上を走ったのは今日が初めて。ふー、疲れた。

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