バゴーからカイン州の州都パアンへ

バゴーから少し戻り、国道8号線に入る。この道はミャンマー最南端まで続く道で、ここからマレー半島の海岸線に沿って一本道をひたすら南下する旅となる。

寝釈迦のお目覚め

日の出前、昨日行ったマハーゼディーパヤーの仏塔にもう一度登ってみる。朝日が上がり始めると、あたりはだんだん赤く染まっていく。昨日見たミャッターリャウン寝釈迦仏のお顔も見える。もうそろそろお目覚めかな?

この高い仏塔の上からはいろいろなものが見えてくる。下では朝早くからお祈りに来る人たちや、学校に向かう子供たち。そして木々の間からは朝食の準備だろうか、煙が黙々と立ち上がる。

気が付くと、境内にある背の高い木に一人の男性が登っている。ヤシの実を取りにはしごを上っているようだが、あんな高いところを登るなんて見ているだけでハラハラしてしまう。

バゴーからパアンへ

午前9時、バゴーを出発。タウングーから来た道を戻り、分岐点で国道8号線に入る。この道はミャンマーでもゴールデンロックとして有名な巡礼地チャイティーヨーに向かう道で、ヤンゴンからも毎日多くのバスや車が通るので道路状態はいい。

バゴーから1時間ほど走ると、道は川沿いになってなかなか気持ちがいい。ところどころ、竹で編んだ橋が架かっているのがミャンマーらしいところ。

この道にも道路建設のための料金所が設置されているが、チャイティーヨーに多くの人が行くのだから仕方ない。バイクは例のごとく側道を通てタダ。

途中、古そうな街を通過していく。昔の宿場町のような雰囲気。笠をかぶり自転車の乗る女性も飾り気がなさそう。

モン族の古都タトゥン

バゴーから150キロのところで大きな仏塔がある街に入る。モン族の古都が置かれていたタトゥンだ。交差点のサークル内にはちょっと変わったモニュメントがあったが、これは何だろう?

タトゥンの街はそれほど大きくはないようだが、道沿いにはかなり古めかしい家も残されている。この家もレンガ作りのミャンマー様式の家だが、見たところ空き家みたいだ。一度、こういう家に住んでみたいものだ。

午後12時40分、お昼にしようと通りかかった食堂に入る。名前は「カリフォルニア レストラン」とあったので英語が通じると思ったが全く通じず。メニューもビルマ語のみなので読めず。しかたなく、また困ったときの野菜炒めとなった。猫が土間で気持ちよさそうに昼寝している、のどかな食堂。

この食堂の裏手には小さな池があり、牛を飼っている典型的な農家があった。なんてことない風景だが、ミャンマーらしくて気に入ってしまった。

カイン州に入る

昼飯が終わり、再び走る。20分ほどで橋があり、ここからカイン州に入る。カイン州のカレン民族同盟(KNU)は、ミャンマー国軍と世界で最も長い武力闘争をしている。その影響なのか、橋のたもとには塹壕のようなものもあった。

州境から1時間ほど走ったところで田植え作業をやっていた。走り始めたシャン州のインレー湖周辺では稲刈りをやっていた。ミャンマーは熱帯なので、地域によっては2毛作が普通のところもあるが、南北ではずいぶんと稲作の時期がずれているんだな。面白いことに、シャン州で見た稲刈りは全員女性だったが、ここの田植えは全員男性だ。

パアン到着

パアンに近づくにつれ、道の両側には並木が植えられとても気持ちよく走れる。国道8号線からパアンに入る分岐点にはモニュメントがあり、ここを左折。

パアンの宿は「ゴールデン スカイ ゲストハウス」

午後3時40分、パアンに到着。バゴーから215キロだった。宿は知り合いから勧められていた「ゴールデン スカイ ゲストハウス」にする。外観は真っ赤で派手だが、部屋の中はかなり古そう。でも広さは十分なので良しとしよう。

パアンの街はミャンマーでも有名なタンルウィン川のほとりに発展していた。この川はチベット高原が源流で、中国雲南省からミャンマー・シャン州を通ってアンダマン海にそそいでいる大河だ。夕方、川辺ではサッカーに興ずる若者たちが夕日のシルエットになって美しかった。

日が沈んだ後、岸辺から一人の女性が入浴で川に入っていく。ミャンマーでは近くに川があると家にシャワーなど作らずに、川で水浴びをする。しかしこの光景、美しいな。今日一日の最後に、こんな美しい光景が見れたことに感謝を込めて

合掌!

すぐ近くにミャンマーの地方にしては洒落た喫茶店のような店があり、数人の白人がお茶を飲んでいるので入ってみた。ショーケースにはケーキが並んでいるので、ちょっと味見をしてみようと注文。日本でも私が子供のころには生クリームのケーキは珍しく、バタークリームを使ったケーキだったが、まさにそれだった。甘いが、すごく懐かしい味だった。今晩はケーキが夕食となった。

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