クンデ村で”ベーカリープチ写真展”
今月11月の初め、いつもお世話になっているお隣の家のご主人が海外の出稼ぎから帰宅した。シェルパの家庭では普通なのだが、雨季に入る5月ごろから9月ごろまでは海外に働きに出て、トレッキングシーズンに入る10月から11月と、3月から5月はガイドをするのが一般的な働き方だ。ただここのご主人はガイドの仕事を入れてないようで、11月というちょっと遅い帰国となった。 帰国してゆっくりするのかと思っていたら、実は
アジアへのノスタルジア
今月11月の初め、いつもお世話になっているお隣の家のご主人が海外の出稼ぎから帰宅した。シェルパの家庭では普通なのだが、雨季に入る5月ごろから9月ごろまでは海外に働きに出て、トレッキングシーズンに入る10月から11月と、3月から5月はガイドをするのが一般的な働き方だ。ただここのご主人はガイドの仕事を入れてないようで、11月というちょっと遅い帰国となった。 帰国してゆっくりするのかと思っていたら、実は
最近、毎日どんなものを食べようかと悩んでいる。食べることは生きていくうえで一番欠かせないものなので、どうしても食べることに時間を費やす。 僕は旅行と”プチ移住”の違いは食事なのではないかと思っている。旅行では自分で食事を作ることは普通しないので、ほとんど外食となる。一方”プチ移住”では基本自炊をする。中には全部外食という人もいるだろうが、現在住んでいるところでは外食産業があるわけではなく、レストラ
最近、むかえの家の女の子が毎日のように我が家に遊びに来るようになった。まだ3歳なのだが、全く人見知りしないで、外国人だろうがシェルパだろうが人懐こくすぐ仲良くなる。この子のお父さんは外国に出稼ぎに行っているようなので、お母さんと母子家庭が半年ほど続いている。はじめはお父さん代わりに遊んでやろうと思っていたのだが、最近はこっちが遊んでもらっている感じだ。 家の中にはシェルパの子供が見たことないような
今回、タンボチェでマニ・リンドゥを見た後、ゴーキョまで足を延ばした目的は、シェルパ族のアーティストと共同で展覧会をしようという企画があったから。彼は標高4800mの湖のほとりに今年3月、ロッジを新設したが、その中に「世界最高地のシェルパギャラリー」として自身の作品を飾るギャラリーを併設した。共通の友人が彼を私に紹介してくれて、今回、そこで私の写真と共同で展覧会をしようという話が進んだ。 彼のロッジ
富士山よりも高いところに住むシェルパ族。自動車道路などないので、物を運ぶのは基本人力。とにかく運ぶことが生活に欠かせない。 小さい子供のころから水くみに行き、年老いては家畜に荷を背をわせて、一生運搬という作業からは逃れられない生活だ。 エベレスト街道の物資が集まるナムチェバザールの週一回の市場。これだけの物資が各地から運ばれてきて、また購入した人々が各地に運んでいく。なにげなくかごにジュースを入れ
タンボチェにマニ・リンドゥを見に出かけたついでに、そのままトレッキングをやってみた。今回の目的地はエベレストが見られるゴーキョピーク(標高5300m)。とりあえずはその拠点となるゴーキョ(標高4800m)まで登っていく。 タンボチェからは、深い谷をいったん降りて、対岸に渡りまた3800メートルまで上がっていく。3時間ほどで今晩の宿泊地ポルチェという村に着く。この村は名前の響きがなんとなくいいが、実
10日ほど、クンデ村を離れて標高の高いところに行っていたため、ネットが通じず更新が止まってしまった。もうプチ移住してから1か月以上たったのだが、まずは先月26日にタンボチェで行われた年に一度の仮面舞踊祭についてアップします。 タンボチェはクンデ村から歩いて約3時間ほど、標高は3867mとほとんどクンデと変わらないが、いったんプンキテンガという川底まで降りて再び上がるのでけっこう着くまでかったるい。
近々、縁があってクンデ村から上の方にちょっと数日間行くことになったので、家にある食材を消費することにした。といっても、大家さんのお母さんからいただいたジャガイモはまだ食べきれないほどあるので、先日うまくいかなかったコロッケ作りに再挑戦してみることにした。 まずは下ごしらえ。中に入れる玉ねぎを刻む。日本の玉ねぎは大きいが、アジアでは小粒の玉ねぎの方が多いような気がする。しかも生で食べてもうまい。パン
午後11時頃、おしっこがしたくなって外に出た。前にも書いたが、この家にはトイレというものがないため、おしっこは外でする。そして外に出て驚いた。いつもは雲に覆われているのだが、この夜は雲一つなく、周りのヒマラヤの山々がくっきりと見える。 おしっこもほどほどに、さっそくカメラを持ち出して、深夜にもかかわらず村の中を歩き回る。もし誰かが見ていたら、絶対に不審者と思われるだろう。 月は満月に近いため、深夜
クンデの生活、今回は寒さについて。ここクンデ村は標高3840mのところにあるため、とっても寒いんです。まあ日本でいえば富士山の山頂とほぼ同じ高さなので、そこで暮らしていると想像してもらえれば、その寒さのすごさが分かると思います。 借りている家には暖房がないので、朝方の室温は今の時期で0度。これからどんどん寒くなっていきます。 朝、まだ日が出る前の外は、すでに葉っぱが凍っていて白くなってます。畑はう