チェンライ散策

ミャンマーツーリングをお休みしてのタイ北部ミニツーリング。せっかく懐かしのチェンライまでやってきたので、一日市内をバイクでぶらぶらする。チェンライには20年前から何回か来ているが、やはり少しずつ変わってはいる。しかしタイ北部の適度な大きさの都市は、静かで居心地がいい。

バイクでメーコック川付近に


タイ チェンライ

昨日は着いたばかりだったので、ナイトバザール周辺しか見なかった。今日はバイクで市内を散策。といってもバイクならすぐに一周できてしまうほどの街だ。市内を流れるメーコック川を見に行ったが、ここに架かる橋が立派になっていた。


もう20年以上前に初めてチェンライに来た時、泊まったデゥシット・アイランド・リゾート。メーコック川沿いの高級ホテルはロケーションもよく、ものすごく快適だったのを覚えている。昔はこのホテルがよく見えたが、現在は周りの木が大きくなったようで見えにくくなっていた。


タイ チェンライ


タイ チェンライ

驚いたことに、市内にはゲートでセキュリティがなされている高級住宅地もできていた。お金持ちが住んでいるのだろうが、これも経済発展のおかげか?市内の昔の庁舎は昔は古びた建物だったが、今では黄色く塗り替えられて、一見するとモダンな建物のように見える。


タイ チェンライ メーコック川


タイ チェンライ メーコック川

さらに川沿いに走り郊外に出てみると、ちょっとした公園みたいなところに出た。そこには長い簡素な建物があり、そこに屋台がいろいろ出ている。ここから観光客を乗せたボートが上流の方に向かい走っていくので、メーコック川クルーズの発着地点なのだろう。

ワット・プラケオ


タイ チェンライ ワットプラケオ

市内で一番有名な寺院ワット・プラケオに久しぶりに行ってみた。境内に入ってみると、昔の印象とだいぶ違う。明らかに整備されており、初めて来たような感じだ。観光客も多いが、地元の子供たちもたくさんいたので、きっと学校で見学にでも来たのだろう。


タイ チェンライ ワットプラケオ

この寺院が有名な理由は、バンコクにあるワット・プラケオのエメラルド仏がもともとこの寺院にあったからだ。その後、エメラルド仏は転々としながらラマ1世のときにバンコクに移された。今、ここにあるエメラルド仏は1991年に新たに寄贈されたものらしい。新しい仏さまだが、見ていてもほれぼれするほど美しい。.




タイ チェンライ ワットプラケオ


この境内に新しい建物があったので入ってみると、そこは博物館のようなところだった。中には数多くの仏像が展示されており、なかなかの見ごたえ。確か、昔はなかったと思うのだが…。経済発展とともに観光にも力を入れているタイなので、昨夜のナイトバザールだけでなく、観光地もどんどんよくなっている。

ショッピングセンター


タイ チェンライ 時計塔


タイ チェンライ 

市内中心部の時計塔まで戻ってきた。この周辺にはなぜかバイク屋が多い。ミャンマーではほとんど見ないホンダやヤマハの日本メーカーの販売店もしのぎを削っている。ミャンマーに持って帰りたいバイクが並んでいる。


タイ チェンライ 

少し走ると、タイのショッピングセンター「セントラル・プラザ」があった。かなり大きいが、20年前はなかった。中にはスーパーマーケットなども入っているので、食材も豊富だ。買い物客の中には日本人のご老人たちもいる。チェンマイは日本人のリタイアした人たちが移住する街として知られているが、ここチェンライも日本人が多く住んでいるという。


タイ チェンライ 


タイ チェンライ 

食堂街にも日本食レストランが数店入っていた。焼肉の「大同門」もあったので、久しぶりに日本式焼肉が食べたくなり入店。これだけ日本食に不自由しないのであれば、確かに老後を過ごすにはいいところだろう。私も考えてみようかな?

またまたナイトバザール


タイ チェンライ 

チェンマイ市内はだいぶ住環境がよくなってきたみたいで、おしゃれなマンションもいっぱい建っている。住みやすくなってきている反面、どこか日本の地方都市のような感じもしていて、面白みが薄れてきている印象さえある。まあ、市内散策で疲れてきたため、夕方までホテルで昼寝でもしようかな…。


タイ チェンライ ナイトバザール


タイ チェンライ ナイトバザール


タイ チェンライ ナイトバザール

夕食は再びナイトバザール。今晩は鍋にしてみた。土鍋にはハートのマークを付けたりして、どこの店の土鍋かすぐわかるようにしているところがかわいらしい。ステージでは、伝統的なタイ衣装を着た美しい女性たちが踊っていた。久しぶりのチェンライは観光地として着実に大きくなっていた。

投稿者: asiansanpo

元読売新聞東京本社写真部。2016年3月、早期退職し、アウンサンスーチーの新政権が誕生したミャンマーに移り住み、1年半にわたり全土を回りながらミャンマーの「民主化元年」を撮影。2018年9月からは、エベレストのふもと、標高4000㍍の村で変わりゆくシェルパ族とともに9か月間生活した。日本では過疎地を拠点とし、衰退していく地方の実態を体験している。

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