ミャンマーツーリング。今日はバイクを離れ、昨日決めたメルギー諸島の1泊2日ツアーに参加。メルギー諸島は約800もの島があるといわれているが、ミャンマー側は全くの手つかず状態で残されている。開放されている4島を巡るツアーは、それぞれ違う楽しみができる。
出航、離島へ
午前8時半、港の桟橋に集合。まだ迎えの船が来ないのでしばらく待機。桟橋からはミャンマー側に泊まったタイ人観光客の団体が帰っていく。
その船と入れ違いに、若者を乗せた木造船が到着。これはコータウンへご出勤するフェリーだろう。
午前9時過ぎ、迎えのモーターボートが到着。ここで分かったことだが、離島ツアーはタイ側の旅行ツアー会社が企画し、タイのラノーンからやってくる。ミャンマー側から乗り込んだのは私ともう一人のミャンマー人男性。
このミャンマー人の男性は観光客ではなく、タイ人観光客を監視するミャンマーの役人だった。結局ミャンマー側から参加した観光客は私一人。乗り込むとすぐに船は出発。ミャンマー最南端のビクトリア・ポイントを海側から見る。
沖合には大小さまざまな形の島々が現れる。
Horse Shoe Island
午前10時、まず初めの島に到着。この島は馬蹄形になっており、そこから名前がついている。ちょうど真ん中にある浜辺は小さいながらもきれいな白砂。シュノーケリングでも楽しめる。
タイ人が何でこんなにミャンマー側に訪れるかというと、タイ側のビーチリゾートはすでに開発しつくされていて、手つかずの自然を求めてミャンマー側にやってくるのだという。浜ではその喜びを体全体で表現していた。
お昼はランチボックス。島にある食堂でいただく。
ハート島
今回乗ったスピードボートは50人ほど乗れるという。前にベイでメルギー諸島日帰りツアーに行ったときに乗った小さな船とは全然違った。スピードも速く、波しぶきも船内に入ってこない。さすがタイからのボート。
2島目はハート島という島に行く。ここは下からではわからないが、上空から見ると、ハート形をしているのだという。写真に写っている、岩の下の隙間を泳いで潜り抜けると、島の中にハート型の中海がある。
TaFook島
3島目はかなり大きい島だった。タフック島というのだが、実はこれはタイ語の名前だそうだ。ミャンマー語では別なのだが、なぜか看板はタイ語。ミャンマー領だがタイ人観光客が多い島では主導権はタイが握っているようだ。
この島の浜辺は白砂で、しかもかなり長く美しい。まさにタイ人が手つかずの自然を求めてこの島に来る理由がわかった。
この島にはテントが常設されていて、宿泊できるようになっている。メルギー諸島のミャンマー領内ではホテルがある島は少ないが、テントは島を壊さないのでいい取り組みかも。
上陸できない島
最後の4島目はミャンマー海軍が駐屯する島なので、上陸すると撃たれるという話だった。ただ海の中はきれいなので、ここでシュノーケリングをするという。シュノーケリングだけでも、海の中はイソギンチャクにクマノミが泳ぐ南国の海が十分楽しめる。
今晩の宿泊
夕方、今晩宿泊するHorseShoe島に戻る。日帰りツアーの観光客はそのまま帰る。この島に宿泊するのは私とタイ人のOL3人組。この小さな小屋が部屋。
暗くなってきて、島に明かりがともる。離島の雰囲気が増していく。
夕食はタイ人3人組とご一緒させてもらう。食卓にはカニやタイ料理が並ぶ。離島での夕食は特に美味しく感じられる。
カニと戯れながら夜は更けていく。