ミャンマーツーリング。今日は朝、ダウェイ市場を見学。その後、なかなかいいという噂の、郊外にあるマウンマガンビーチに行き宿泊。予想していた以上のいいビーチでした。
ダウェイ市場
ガーデンホテルの朝食は、ごく普通のトーストと目玉焼き、バナナにコーヒー。席に座ると何も言わずに用意してくれた。ただ残念なのは、ミャンマーのパンはどこで食べてもおいしくない。フランス植民地だったインドシナ三か国でフランスパン文化が根付いたが、ミャンマーではやはり米文化のようだ。
午前6時、歩いてダウェイ市場を見学しに行った。市場は昔ながらの建物で、外から見てもかなり広そう。すでに市場内のお店は開店していて、買い物客も来ている。
ダウェイは海に面しているため海産物も大量に市場で売られている。とくに魚の干物の量と種類はかなり多く、市場内の通りがすべて干物売り場となっているところもあった。
広大な市場では食料品だけでなく日用品も売っている。ミャンマーでは日本のようなスーパーやデパートはまだないが、市場がその役割を担っている。おそらく将来は地方にも大型スーパーのようなものができ、このような市場は廃れていってしまうのだろう。
市場を見ていると、店番をしているのは女性が多いようだ。各店はだいたい同じような区画が割り当てられており、同じような品物を同じ場所で売っている。商売敵だと思うが、みんな仲がよさそうで、ご近所づきあいをしている。店番をしながら朝食を取っている人も。タマネギの皮をむいていた女性の笑顔が素敵だった。
市場内には照明はないようだが、屋根似は明り取りがあり、そこから入る朝の斜光線が非常に美しい。
市場の外に出ると、買い物客が集まっている。朝は結構寒いので、子供は暖かそうな帽子をかぶっている。外国人のご夫妻だろうか、自転車に荷物を付けて走っていた。どこへ行くのであろうか?
マウンマガンビーチ
昨日、街を歩いていると旅行代理店があり、ビーチリゾートの案内をしていた。説明ではダウェイの周りにはいいビーチがいくつかあるという。ただ部屋数が少ないので、事前に予約をしていかないと泊まれないこともあるというので、部屋を確保したのちに行くことにした。
マウンマガンビーチまでは45分と近い。きれいなビーチだという触れ込みだったが、都市に近いので、あまり期待しないようにした。
ダウェイの郊外に出るとすぐにダウエイ川を超える。のどかな田舎風景だ。
マウンマガンは小さな村だった。予約していた「ココナッツゲストハウス」はビーチからはちょっと離れていた。規模は小さいが、コテージタイプでなかなか快適だ。実はダウェイで予約を取ってもらった時、かなり混んでいて2泊分しか確保できていなかった。宿泊客はすべて欧米人の白人たち。ゆっくり過ごしながら長期滞在する彼らの旅のスタイルでは、おそらくキャンセルは出ないだろう。
早速ゲストハウスからビーチに向かう。歩いて5分ほど。ビーチに出ると緑の松原と並行して、長いビーチが見渡す限り続いている。サッセとは違い、このビーチは砂浜だった。予想以上にいいビーチのようだ。
浜辺には食堂がずらりと軒を並べている。ちょうどお昼になったので、昼食を取る。魚メニューは当たり前だが豊富。注文した魚の開きは塩味だけのシンプルな味わい。ミャンマー料理のように油っこくなく、これだったらいくら食べても飽きそうにない。
今日は土曜日だが、ビーチは泳いでいる観光客も少なくすいている。物売りの子供たちも仕事にならないのか、すいている食堂で集まって何やらお話に夢中。
腹を満たした後、満を持してゲストハウスに戻りバイクで再びビーチに戻る。このビーチは砂浜だったが、タイヤがめり込むほどでもない。ビーチの端まで走ってみたら、なんと5キロもあった。まだその先も続いているが、川が流れていたので行けなかったので、実際にはどのくらい続いているのだろうか。とにかく思っていた以上にいいビーチだ。
ビーチの端まで来ると、さすがに観光客は誰もいない。完全なプライベートビーチ。沖では水の中で網を広げて魚取りをしている漁師がいるが、あんなやり方で魚が捕れるのだろうか。
そんなのどかな風景を見ながら浜辺で泳いでいるのはあまりに気持ちがよく、日が傾くまで泳いでしまった。
泳ぎ終わり、昼食を食べた浜の入り口まで戻ってきた。美しい夕暮れを見ながらミャンマー人のカップルが仲良く話をしている。いい風景だね。このような光景を見られたことに感謝を込めて
合掌!
ちょうど夕暮れ時、浜辺では地引網が始まった。女性たちも網を引いている。沖の小舟が徐々に浜に近づいてきて、網が狭められていく。どのくらいの魚が捕れるのだろうか、見ていると、ほとんどが小魚だった。これでも一家が食べていくには十分なのだろう。