出国税なるもの

政府が2019年を目指して出国税なるものを導入しているようだ。

https://mainichi.jp/articles/20171031/k00/00m/010/084000c

これは日本を出国する旅行者に対し課税するというもので、一人当たり1000円を徴収する模様だ。

正直言って、海外旅行するのにも税金かけるのか、という怒りがこみあげてくる。東京五輪が開催されるので、増える観光客からがっぽり儲けようという魂胆なのだろう。せっかく訪日する観光客が増えてきたというのに逆効果ではないかと心配してしまう。

しかし出国税は単に観光に対する課税だけでなく、これから始まる大増税の前座に過ぎないのだ。日本の財政破たんが叫ばれる昨今、政府は今後もこのように大増税をしていくしかない。

世界の中で財政破たんした国々が歩んだ行程で、大増税は避けては通れない。単純に考えても、財政破たんしないためには大増税で国家の歳入を増やし、歳出を厳しく制限してかなければならないのだ。国は金があるところから取ってやろうと狙っているのであり、それは国が財政破たんに向かって進んでいることを示している。

そう、これから日本にいたら危ないのだ。出国税なるものが本当に導入されるようだったら、日本脱出を真剣に考えた方がいい。

 

投稿者: asiansanpo

元読売新聞東京本社写真部。2016年3月、早期退職し、アウンサンスーチーの新政権が誕生したミャンマーに移り住み、1年半にわたり全土を回りながらミャンマーの「民主化元年」を撮影。2018年9月からは、エベレストのふもと、標高4000㍍の村で変わりゆくシェルパ族とともに9か月間生活した。日本では過疎地を拠点とし、衰退していく地方の実態を体験している。

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