もうすぐ10月が終わる。
日本ではあまり10月と11月の変化はないかもしれないが、東南アジアは大ありだ。
なぜなら10月に雨季が終わり、11月に乾季が始まるから。
インドシナ半島にあるカンボジア、タイ、ミャンマーなどは、だいたい5月中旬ごろから雨が降り始める。そして11月に入ると、だんだん雨が降らなくなってくる。ただタイやカンボジアでは雨期でも毎日雨が降っているわけではなく、スコールが時に数時間やってくるだけだ。しかしミャンマーの、特に南部は違う。とにかく毎日、一日中雨が降っている。部屋の中に置いてあるものには、緑色のカビが知らない間に生えている。とにかくうっとおしい毎日を半年間、我慢しなければならないのだ。
だから11月は待ち遠しい。