コータウン散策

ミャンマーツーリング。ヤンゴンから見てもミャンマー最南端のコータウンまでは陸路で1000キロ以上。今後、簡単には来れないと思い、せっかくだからしばらくコータウンに滞在することにした。そこで今日はゆっくりと街を見学。

午前中は港周辺を歩いて散策


ミャンマー コータウン 朝食

ミャンマー最南端まで来たという安堵感から、今朝はゆっくり起きた。ホテルの朝食はパンとコーヒー。いたってシンプル。


ミャンマー コータウン 托鉢


ミャンマー コータウン

朝食後、歩いて港の方に歩いていく。すでに街は朝の活動が始まっている。托鉢している僧は、暑くなってきた日差しを仏教用のうちわで遮って歩いている。市場前ではバイクに商品を満載している。


ミャンマー コータウン


ミャンマー コータウン イミグレーション


ミャンマー コータウン フェリー

ホテルから港までは5分ほど。タイからのフェリーが離発着する港は、これが国境なのかと思ってしまうほど簡素だ。ただ小船しか着けないような桟橋なので、一度に入国する人の数は少ないように見える。到着する人はほとんどがタイ人観光客のようだ


ミャンマー コータウン 船


ミャンマー コータウン 船


ミャンマー コータウン タイ モーターボート

港で見るミャンマーの船は木造船で、かなり古そう。ミャンマーポリスと船体に書かれた船も木造船だ。一方、タイ側から観光客を乗せてやってくるモーターボートはエンジン3基を搭載したスピードボート。これではいくらミャンマー警察が追いかけても捕まらないだろう。以前、タイ国境のミヤワディでも感じたが、ここにも経済格差が見えてしまう。


ミャンマー コータウン 


ミャンマー コータウン 

港から海沿いには公園が続いており、そこから遠くにかすんで対岸のタイ側が見える。手前の仏塔が立つ小島はミャンマー領。


ミャンマー コータウン ビクトリアポイント

この公園の先が本当のミャンマー最南端ビクトリア・ポイント(バイナウン・ポイント)。ミャンマー人の観光客もここで記念写真を撮っている。ある男性が子供を龍の頭にのせて遊んでいると思ったら、なんと着物を着た子猿だった。いろいろな人がいるもんだ。


ミャンマー コータウン バイナウン像

この裏にちょっとした丘があり、公園になっている。ここにはミャンマーのタウングー王朝第2代国王バイナウン像がある。最南端地点をバイナウン・ポイントというのも国王の名前だった。


ミャンマー コータウン 昼食

港の前にある「Smail」という食堂で旅行代理店の人と会う。コータウン発の離島ツアーの案内がホテルの受付にあったので、その話を聞くためだった。面白そうなので明日行くことにした。ついでにここで昼食。イカの炒め物を注文したが、さすが港町、おいしかった。


ミャンマー コータウン 市場


ミャンマー コータウン 市場

ホテルに戻る途中にある市場に寄ってみる。サンマやアジのような魚も売られている。

ホテルで昼寝後、バイクで裏山へ


ミャンマー コータウン


ミャンマー コータウン

ちょっと疲れたのでホテルで昼寝。その後、午後からは裏山にバイクで登る。昨日は高台の寺院からだったが、見るとさらにその後ろに山がある。あそこに登ればタイまで一望なのでは、と考えたからだ。


ミャンマー コータウン


ミャンマー コータウン
タイのラノーン

バイクで適当に山への道を上っていくが、なかなか思ったようには山頂にたどり着かない。行ったり来たりしながら、やっと街が見えるところを見つけた。対岸のタイ側に何かのタワーみたいなものが港に見える。




ミャンマー コータウン

コータウンの沖には多数の島が連なるメルギー諸島がある。タイや島々を結ぶ大小の船が行き来している。


ミャンマー コータウン 夕暮れ

ミャンマーの端まで来た安堵感からか、今日はやけに眠い。山の上からホテルにいったん戻り、また休憩。午後5時半、ビクトリア・ポイントに再び戻ったら、海はきれいな夕焼けで真っ赤に染まっている。いやいや、ミャンマー最南端で見る夕日、感激して思わず

合掌!


ミャンマー コータウン 屋台

結局、昨晩と同じところにいるので、同じ屋台で夕食。今日は再び焼き鳥のガイヤーンとシュウマイ。ガイヤーンは止められない。

投稿者: asiansanpo

元読売新聞東京本社写真部。2016年3月、早期退職し、アウンサンスーチーの新政権が誕生したミャンマーに移り住み、1年半にわたり全土を回りながらミャンマーの「民主化元年」を撮影。2018年9月からは、エベレストのふもと、標高4000㍍の村で変わりゆくシェルパ族とともに9か月間生活した。日本では過疎地を拠点とし、衰退していく地方の実態を体験している。

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