地味~だが勉強になったベイツアー

ミャンマーツーリング。今まで見てきたミャンマーは農村地帯だったが、ベイは全く雰囲気が違う港町だった。今日はせっかくだからベイに留まり、その港町を見学しました。

港を早朝散歩


ミャンマー ベイ

午前5時45分。まだ夜が明けていない中を日課の早朝散歩。ゲストハウスを一歩出れば目の前は海。すでに船のエンジン音が聞こえ、港町らしいあわただしさが始まっている。


ミャンマー ベイ

夜が明けて、だんだん明るくなっていく。明るくなって分かったが、ベイの沖にはずらりと漁船が停泊していた。今までは海沿いといってもあまり大きな港町はなかったが、ここの風景はなかなか壮観だ。


ミャンマー ベイ


ミャンマー ベイ

ちょうどゲストハウスの前が船着き場になっていた。ここには近くの島などからやってくる小舟がひっきりなしに行き来している。その客を目当てに屋台の物売りが商売にやってくる。


ミャンマー ベイ


ミャンマー ベイ

ベイの街並み。軍事政権の名残もある。


ミャンマー ベイ


ミャンマー ベイ

ベイの街中に麻薬撲滅の大きな看板があった。またフェリー乗り場には新しい国家を目指そうという標語も書かれている。今までは軍事政権を支える標語だったが、この国も変わりつつある。


ミャンマー ベイ


ミャンマー ベイ 朝食

昨夜到着したのでよくわからなかったが、ゲストハウスはこんな建物。朝食はバターを塗ったトーストとシンプル。

ベイの魚市場




ミャンマー ベイ 魚市場

朝食後の午前8時40分、ベイツアーに出発。まずは近くにある魚市場から。


ミャンマー ベイ 魚市場

さすがに港町だけあって、今まで見たこともないようなシーフードが並んでいる。特に貝類の種類は豊富。


ミャンマー ベイ 魚市場


ミャンマー ベイ 魚市場

造船所

魚市場の近くに魚を水揚げしている船着き場があった。けっこう大きな敷地で、中には工場のような施設もある。ここでは大きな魚は出荷し、小魚は肥料用に加工するのだとか。製氷場もあり、港町らしい活気があった。


ミャンマー ベイ 造船所

近くの造船所では新しい漁船が作られている。


ミャンマー ベイ 造船所

ベイの郊外ツアー


港周辺の見学後、昨日渡ってきた大橋を再び渡ってベイの郊外に。この大きな川はタニンダーリ川だが、もう海に近いため川幅はかなり広い。


ミャンマー ベイ パヤー


近くにある大きな寺院に寄ってみた。この寺院は見た感じ、非常に新しいようだが、どこかで見たような気もする。思い出してみると、ネーピードーで見た寺院に似ている感じがした。それもそのはず、この寺院は軍人が作ったようだ。寺院内には軍人が作ったことを示す絵が飾られている。


ミャンマー ベイ パヤー


ミャンマー ベイ パヤー


ミャンマー ベイ レンガ

レンガ作り

次はレンガ作りをしているところへ。場所は田んぼの片隅で行われ、とても工場とは言えない所だ。土を固めて日干しし、大きな窯で焼くという、極めて原始的なやり方だ。


ミャンマー ベイ レンガ


ミャンマー ベイ レンガ


ミャンマー ベイ 

砂糖作り

次は砂糖作り。日本ではあまり見たことはないが、砂糖ヤシといわれる植物から樹液を採取し、それを煮詰めていくとドロドロになり、さらに固形化すると甘い砂糖になるという。


ミャンマー ベイ 


ミャンマー ベイ 

蟹養殖


ミャンマー ベイ 蟹養殖


ミャンマー ベイ 蟹養殖

次は蟹養殖場。大きな養殖池に無数の小さな箱が浮かんでいる。これを綱で少しずつ動かしながら、中にいる蟹が生きているかどうかを毎日チェックしていくのだという。

カシューナッツ作り


ミャンマー ベイ カシューナッツ


ミャンマー ベイ カシューナッツ

ツアー最後の訪問地はカシューナッツ製造工場。窯で煮たカシューナッツを女性たちが床に座り込んで殻をむいている。すべて手作業だが、人件費が安いので成り立っているのだろう。出来上がったカシューナッツは中国向けに出荷されるという。

海沿いの屋台で夕食


ミャンマー ベイ 屋台

宿に戻り、どこかおいしい食堂はないかと質問したら、宿の前がナイトマーケットになるらしく、そこに出る屋台がおいしいと紹介された。試しにヤキソバを頼んだが、まあごく普通の味だった。


ミャンマー ベイ 屋台


ミャンマー ベイ 屋台

投稿者: asiansanpo

元読売新聞東京本社写真部。2016年3月、早期退職し、アウンサンスーチーの新政権が誕生したミャンマーに移り住み、1年半にわたり全土を回りながらミャンマーの「民主化元年」を撮影。2018年9月からは、エベレストのふもと、標高4000㍍の村で変わりゆくシェルパ族とともに9か月間生活した。日本では過疎地を拠点とし、衰退していく地方の実態を体験している。

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