チャオピューの夕日

ミャンマーツーリング。アンからラカイン州を再び南下して行く途中で、西側にラムリー島という大きな島が横たわっており、この西端にチャオピューという街がある。ここは中国が経済特区を進めている地区だ。せっかくだから、どんなところか寄り道をしてわざわざ見に行くことにした。

深い霧のアン

早朝、アンは相変わらず寒くて、深い霧に包まれている。

早朝から頭に荷物をのせて、仕事に向かう。

午前9時半ごろ、やっと深い霧が晴れてきた。先日の夕方に見に行った、山の上の大仏様も、山の稜線でうっすら形が見えてきた。

ラムリー島へ

深い霧が晴れるのを待っていたら、ゲストハウスの出発が午前11時と遅くなってしまった。アンからしばらくはアップダウンの山道が続く。道は一応舗装はされているが、道幅は狭い。しかしラカイン州に入ってからは、大した都市がないため、交通量は少ない。

アンから66キロ走ったところで、今まで走ってきた幹線道路からラムリー島に向かう道に右折。本当にこの分岐点で合っているのかどうか、躊躇してしまうほど何もない村だ。

進んでいくと、いくつかの大きな橋を越えていく。すでに島に入ったみたいだ。

川か海かよくわからないところに、養殖場のような建物が時々見かける。周りには村も道もなく、うっそうとした木々に囲まれている。おそらく船が主な交通の手段なのだろう。

今までよりもさらに大きな橋を越える。橋の上から見ると、水辺のマングローブ林が一面に広がっている。マングローブのジャングルのようだ。

海沿いの快適な道

137キロ走ったところで、急に小さな村が出現。沿道には、切り裂かれた魚が干されている。日本でも田舎で時々見かける光景だが、裂き方が少し違うようだ。マングローブのジャングルから、一挙に人里に出たという感じだ。

その魚の干物作りの場から少し進むと、いきなり前方に海が開けた。漁船がきれいに停泊している。ここからチャオピューまでは、海に沿った快適な道を走ることにある。

途中に、ミャンマーでは見たことがないようなへんてこな建物が登場。頭に丸っこい球をのっけている。これは何だろうと考えていたら、ミャンマーで3か所、日本のJICAが気象レーダーを建設中というニュースを前に聞いたことを思い出した。ヤンゴンでも建設中だが、たしかチャオピューも名前があった。前にサイクロン・ナルギスで多くの人が亡くなったミャンマーだから、気象レーダーは重要だ。

きれいな弧を描く海岸で、投網をする漁師。こんな浅いところで魚が捕れるのだろうかと疑問に思ってしまうのだが…。

チャオピュー到着

午後3時45分、アンから180キロ走りチャオピューに無事到着。街の中心に入る手前のビーチ沿いに、このパレスホテルという宿を見つけた。海に面してテラスもあり、すごく気に入ったので宿泊することにした。

30分ほどホテルで休み、チャオピューの街に出る。街はバイクで回ればすぐに一周できるほどの小ささだ。中心部には大きな市場がある。

海沿いだから魚が豊富なのかと思ったが、すでに夕方。市場は閑散としており、空いている屋台は野菜が多い。しかしここの野菜は大きい。子供と同じような大きさの瓜や、インゲンなども山もりで売られている。

市場を出て進むと立派な時計塔。ここを左折して行くと海沿いの道に出る。漁村らしく、干し魚がいっぱい。

ちょうど引き潮の時間なのか、海は遠くに見えるだけで、船は泥の中で取り残されている。

ミャンマー チャオピュー 夕日

ホテルの方に戻ってきながらビーチに出ると、ちょうど水が引いた浜辺の上に夕日が赤い線を落としている。その上をサッカーで楽しんでいる地元の若者たちが走り回る。もっと中国が経済特区の建設を進めているのかと思っていたが、こんな美しい風景が残されているとは思わなかった。この偶然さに感謝を込めて

合掌!

暗くなってからホテルで夕食。ビーチに面したテラスには机が出されて食事がとれるようになっている。ここは全然観光地とは知られていないが、ちょっといいかも!

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です