タトゥー(入れ墨)顔の女

ミャンマーツーリング。古都ミャウーに戻ってきたが、実はこの街にはもう一つ、見るべきものがあった。ミャウーから船で川をさかのぼった村に、顔一面にタトゥー(入れ墨)を施した老婆たちが住んでいるという。

ミャウーから川を遡上


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午前8時半、ホテルを車で出発。30分ほど走ると、大きな川の船着き場に到着。ここから船に乗り、川をさかのぼっていく。


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沿岸はミャンマーの普通の生活が垣間見られる。

最初の村で1人のタトゥー女


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ミャウーから船で約1時間30分ほど遡った小さな村に到着。村自体は普通の村だったが…。

しかしある一軒の家の敷地に入っていくと、庭で食事の支度をしていた女性が一人いた。近寄っていくと、なんとその顔には話に聞いていたタトゥーが施されていた。いきなり対面すると、ちょっとぎょっとしてしまう。この村ではタトゥーをした女性は1人だけだそうだ。

二つ目の村には5人が…


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次の村に向かってまた船に乗る。岸辺ではナッツを子供たちが収穫していたり、ラカイン州独特の水壺を頭にのせた女性がいたりする。




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2つ目の村に上陸すると、そこはちょっとした観光地だった。細い道の両側には、土産物を売っている屋台が並び、そこにはタトゥー女が座っている。この村には5人の老婆がいるという。




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三つ目の村には4人…


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今日最後の村となる三番目の村に到着。この村には4人がいるという。4人は村の中心部の広場に集まって座っていたが、前の村と違って観光客用に土産物などを売ってはいなかった。顔に入れ墨があることを除けば、普通の村人と何ら変わらない生活をしている。




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村での見学を終え船に戻る。船に戻ると目の前にヤキソバが差し出された。すでに午後2時半、昼食を取っていなかったのだが、あまりの衝撃に、お腹がすいていたことも忘れていた。ヤキソバを食べながら川を下っていく。


170129タトゥー女 いかだ フェリー

午後4時過ぎ、ミャウーに戻る。船着き場では車が2隻の小舟に挟まれて川を渡っていく。今にも沈みそうで、見ている方もハラハラしてしまう。ミャンマーではまだ川に架かっている橋が少ないので、対岸に車を渡すには、こんな危険を冒さなければならない。

投稿者: asiansanpo

元読売新聞東京本社写真部。2016年3月、早期退職し、アウンサンスーチーの新政権が誕生したミャンマーに移り住み、1年半にわたり全土を回りながらミャンマーの「民主化元年」を撮影。2018年9月からは、エベレストのふもと、標高4000㍍の村で変わりゆくシェルパ族とともに9か月間生活した。日本では過疎地を拠点とし、衰退していく地方の実態を体験している。

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