ピィー2日目

ミャンマーツーリング。昨日、世界遺産のスリ・クシェトラ遺跡をちらっと見たが、今日は本格的に見学。アジアの他の世界遺産と比べると非常に地味な世界遺産だ。ただそのほかにもピィーはいろいろ見るところがありなかなかいい街だ。

人気のめがね寺院

ところで世界遺産を見る前にピィーの街から14キロ離れたところに人気の寺院があるというので行ってみた。シュエミェッマンという寺院だが、その名前よりもめがね寺院として有名だ。

事前に信号がある交差点を曲がると聞いていたが、信号はそこしかないのですぐわかった。外観はとくに珍しくもない寺院。すでに午前9時半を回っていて、かなり暑い。境内にいるヤギの親子も日陰で休んでいる。

本堂の中に入ると、かなり大きな仏さまが確かにめがねをかけている。丸めがねでちょっとかわいらしい。もともと地元の方がめがねをかけたのが眼病に効くと噂になり人気が出たとか。傍らには初代のめがねが飾られていた。

パヤーヂーパヤー

ピィーの街に戻ってきて世界遺産の遺跡見学開始。街からスリ・クシェトラ遺跡に向かうと、まず一番手前に現れるのがパヤーヂーパヤーの仏塔。古代ピュー族王国の境界の四隅を示す目印のうち現存する3つの塔の一つ。昨日見た仏塔よりもなだらかな曲線だ。仏塔の陰でカップルが仲良くお弁当を食べているのがほほえましい。

パヤーマーパヤー

昨日見た世界遺産の石碑を通り過ぎ、さらに進むと畑の中に2つ目の仏塔が見えてくる。パヤーマーという名前。こちらの塔もなだらかな曲線の仏塔。

仏塔の周りは畑しかない。ちょうど隣の畑では水たまりの水を汲んで畑にまいている。この地域には土を掘ると水が出てくるらしく、その水を使って雨が降らない乾季でも作物が育つという。しかし水汲みを何回もしなければならない乾季の水やりは見ているだけでも重労働だ。

スリ・クシェトラ考古学博物館

遺跡の中心地に入ると博物館がある。ここに出土品が展示されているのだが、これがなかなかユニークだ。人の顔が描かれた土版は古代ピュー族なのだろうか。ヒスイの小さな象の飾り物はすばらしい。この王朝文化はかなり高度であったとわかる。

王宮跡

考古学博物館から奥に入っていくと、長いレンガの壁が続いている。ヤギの放牧の列が歩いていくのどかな風景だ。しかしここはピュー族の王朝の中心地である王宮跡。今ではほとんど何も残っていないが、当時はなかなかの王宮だったに違いない。

王宮跡から先に進むと、昨日は気が付かなかったが、この遺跡の中に数軒の農家があった。そこでは大根を収穫していた。作業中のお母さんはいきなり現れた外国人にも笑顔で迎えてくれた。それよりももっと歓迎してくれたのが、隣で遊んでいた子供。籠の中で屈託のない笑顔を見せてくれた。

ボウボウヂーパヤー

昨日行ったボウボウヂーパヤーに向かうと、またレンガの壁がある。説明によると、ここはラパンダーゲートという門があったようだが、位置的に王宮に通じる道のゲートだったのだろう。

昨日見たボウボウヂーパヤーに再びやってきた。この塔も王朝の境界を示す現存する3つの塔の一つだが、先の2つの塔と比べると直線的に立っている。

境界を示す4つ目の塔は残っていないらしい。ただ残された3つの境界の距離を考えると、ピュー族の王朝の領域はかなり広い。ここに古代の壮大な都があったと頭の中で想像していくと、何となく当時の状況はこうであったのではと描けるような気がする。

その他の遺跡

ボウボウヂーパヤーの周辺には小さな遺跡が点在している。おそらく王宮跡からこの周辺が王朝の中心地なのだろう。

ベベパヤー

レミャッナパヤーパヤー

今にも崩れそうなレンガ作りの小さな建物がある。鉄骨で支えているだけでなんとか保たれているようだ。

ベイタノー女王の墓

どこが墓なのかよくわからないが、割合広い面積を持っている。

午後2時半、遺跡見学を終え市内に戻る。とにかく暑いので、エーヤワディー川のふもとにあるリバービューのレストランでフライドポテトとコーラを注文。すぐ横には川に架かる大きな橋が見える。帰り際、代金を払おうとしたら、メニューの値段より相当高い。よく聞くと川が見えるテラス席はチャージが付くという。こういうことは初めに言えよ、と怒る。

シュエサンドーパヤー

市内の中心に大きな寺院がある。ここはヤンゴンのシュエダゴンパヤー、バゴーのシュエモードパヤーとともに三大仏塔の一つに数えられるという。仏塔は丘の上に立っており、下からはエレベーターに乗って行けと勧められた。

上に上がると広い境内に入る。仏塔は形が美しく、さすが由緒あるお寺だ。

上からは市内が一望できる。エーヤワディー川も緩やかに流れている。寺院の前には時計塔も立っている。

寺院には竹で編んだ仏像も祀られている。前にタートンでも見たが、その仏さまよりも細身だ。反対側には道を隔てて大仏が鎮座する。

エーヤワディー川

エーヤワディー川に架かる橋はミャンマーではかなり立派な部類に入る。川の真上から見ると、多数の船が行き来していて、エーヤワディー川がミャンマーで重要な交通網であることがわかる。車は有料だが、バイクは例のごとく横を通って無料で通行できる。橋の上から見るシュエサンドーパヤーはここから見ても大きく見える。

夕方、エーヤワディー川のほとりに立つと、ちょうど夕日が真正面に沈んでいくのが見えた。ここでたたずんでいたら、ミャンマー人から日本語で話しかけられた。このすぐ近くに日本料理屋があり、その共同経営者だという。この街に日本料理屋があるということで、早速行ってみる。

お店の名前は「横綱」。ミャンマーではヤンゴンを除き、日本料理屋は少ない。第2の都市のマンダレーでも数軒しかない。だからこの横綱は貴重だ。ご主人は長年、ピィーで日本語をミャンマー人に教えながらお店を開店したという。せっかくだから久しぶりにかつ丼を注文。

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