カレン族の正月

ミャンマーツーリング。今日はカレン族の正月ということで、昨日行ったモーラミャインの教会で行われた式典を見学。その後、カレン族の本拠地で行われる式典を見るために、カイン州の州都パアンに移動するというあわただしい一日となった。

モーラミャインのカレン族正月式典

昨日、教会の牧師さんから、今日はカレン族の正月だと聞き、その式典が行われる教会を訪れた。時間は午前5時半。実はこんな早い時間から正月の式典をやらないだろうと半信半疑だったのだが、教会に到着してみると、すでにカレン族の民族衣装を着た人々がすでに集まっていた。しかしなぜこんなに早い時間に始めるのだろう…?

そんな疑問を思いながら待っていると、やがて女性4人がカレン族の旗を持って歩いてきた。なんだかオリンピックみたいだ。その旗を幹部たちが受け取り掲揚。正月の儀式はこうして厳かに始まった。

旗の掲揚が終わると、楽器を持った人が登場。何の曲かはわからないが、生演奏でみんなで歌って、この広場での式典は終了。その後、参列者は旗の前で記念写真を撮影しているころ、やっと明るくなってきた。

ところで、教会の前の敷地で行われていた旗の掲揚と同じ時間に、教会の中ではミサが行われていた。ここでもカレン族の民族衣装を着た人たちが参列していたが、見たところ、表の行事とは関係ないようだった。カレン族はクリスチャンが多いが、日本でいえば初詣ならぬ、初ミサというべきものなのか?

表の旗の掲揚が終わると、今度は教会と隣接する建物の中で式典が始まった。その式典に集まってきたカレン族の人たちを見ていると、着ている衣装が結構カラフルで、しかもおしゃれ。民族衣装を現代風にそれぞれがアレンジしている。

一方、この式典には濃紺の衣装を着たパオ族も参加している。パオ族はこの旅を始めたころ、シャン州で何度か見かけたが、カイン州にもいるようだ。ただパオ族の民族衣装はみんな同じ服を着ていて、カレン族みたいにアレンジはしていない。民族によって対照的だ。

1か月ぶりのパアン

カレン族はミャンマー各地に住んでいて、ヤンゴンにもかなりいる。しかし本拠地はカイン州で、正月はその州都パアンで盛大に行われるという。せっかくだから、本場の正月を見てみたいと思い、パアンに移動することにした。モーラミャインを午後9時半出発。モーラミャインの町はずれに差し掛かると、兵隊や農民などのモニュメントがロータリーにあった。まだ軍事政権の名残が各地に残されている。

午前11時半、奇岩が美しいパアンに到着。振り返ってみれば、ちょうど1か月前に北からこのパアンに到着。その後、マレー半島に入り、南下をし始めたのだった。ミャンマー南部を1か月と、ずいぶんゆっくりとした旅をしていたのだと改めて思う。

パアンは前回、ゴールデン スカイ ゲストハウスに泊まったのだが、今回は満室。ほかに当てはなかったが、たまたま走っていて見つけたガバナホテルというところに空きがあったので宿泊することにした。外観もなかなかいいが、部屋から見えるヅウェカビン山も美しい。

パアンのカレン族正月

宿のスタッフに聞くと、ホテルから歩いて10分で行ける広場にステージができていて、夜7時からカレン族の踊りが披露されるという。そこで歩いて行ったのだが、30分歩いても現場にたどり着かない。道を間違ったと思い、いったんホテルに戻って再び聞くと間違っていないという。納得いかない顔をしていたら、親切にもスタッフがバイクで会場まで送ってくれたが、確かにその先にあった。しかしどう考えても歩いて10分ではたどり着かない。ミャンマー人の足はそんなに早いのか?

会場に入るゲートを見ると、「カレン トラディショナル ハーベスト フェスティバル」と書かれている。このイベントは新年を祝うとともに、新年の収穫を願うお祭りなのだとわかる。会場には米のもみ殻が山になっていて、訪れた人がそこで記念写真を撮っている。農業国のミャンマーでは、どこにでも見られる風景だと思うのだが…。

午後7時前、ステージはまず、子供たちの踊りから始まった。化粧をばっちり決めた子供たちが次々と登場し、この日のために覚えた踊りを披露してくれる。よく見ると、カレン族の子供の顔は意外と日本人と似ているのかな?

子供たちのステージの後は、若者たちの踊りが続く。踊りの後は若い女子陣と男性陣が向き合ってお見合いのようなしぐさをしている。これが結構長い時間をかけて行われているが、外国人にとっては何をやっているのかよくわからない。よくわからないので衣装を見ていたら、どれひとつ、同じ衣装がないことに気が付いた。カレン族の創造性はなかなかすごい!

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