あきれた離島ツアー

昨夜、ゲストハウスのロビーに集まっていたヨーロッパからの客が離島ツアーの申し込みをしていた。離島といっても目の前にあるビルー島に小舟で渡るだけらしい。東南アジアでよくある、つまらないツアーの類かなと思って初めは興味なかったのだが、ビーチに行って泳げるというので参加することにした。

モーラミャインの早朝

このところ、早朝の散歩が日課になってきた。今日も朝食前にゲストハウスの前の川沿いを歩いた。この街は川沿いに発展したようで、昔の家が数軒立っている。

ゲストハウスのすぐ横に、不思議な形をした建物があった。見るところ、現在は使われてなさそうだったが、気になって後で聞いたところ、昔は映画館だったとか。当時は洒落た建物だったのだろう。

ウォーキングを奨励する看板があった。ミャンマー人は太った方が多い。川沿いをジョギングする人もけっこういた。

人がいっぱい乗ったフェリーが通る。早朝からやってくる人たちは、通勤か市場での買い物客だろう。少し大きめの船だから、海から入ってきているのかもしれない。

仏教国ミャンマーでは朝、必ずと言っていいほど見かける托鉢。しかしこの僧侶たちはみんな子供たちだった。ミャンマーでは男の子は必ず数日間、出家する習慣があるので、この子らは体験托鉢をやっているのだろう。

ゲストハウスに戻り朝食。トーストにゆで卵。バナナは日本では見かけない太くて甘い。まあ平均的な朝食でした。2階のテラス席なので気持ちはいい。

離島ツアーに出発

午前8時半、ホテル前に止まった専用車?で近くのフェリー乗り場まで移動。参加者はイギリスとオーストリアの若い女性。フランスからご老人の団体。カナダ人夫婦。それに日本人2人といった国籍で全部で15人ほどの集団となった。

対岸に渡るフェリーはこんな小さな小舟。これに地元の人たちはバイクや自転車を積んで行き来している。詰めれば15人でもいっぺんに乗れた。

フェリー乗り場はこんな感じで、ちっぽけな桟橋があるだけ。近くに市場があるので、ひっきりなしに舟が着く。

ビル島

小舟で10分ほどで対岸のビル島に到着。離島といってもかなり大きい島らしく、一周すると70キロほどあるとか(ホントかな?)。昨日見た建設中の橋は、このビル島を結ぶ橋らしい。完成したらフェリーは姿を消してしまうのだろう。島内の道は舗装もされており、思っていた以上にいい。

まず最初に連れていかれたところが、足ふきマット作りの家。ココナッツの木の繊維を使って作っている、ものすごく素朴なものだった。

途中で給油。ガソリンスタンドは簡易型。しかし従業員はほとんどやる気なし(笑)。

輪ゴム作り

次に訪れたのは輪ゴム作りの工場。どうやらこの離島ツアーは、こうした家内工業の作業場を訪問していくようだ。この島を走っていると、白い手ぬぐいみたいなものがところどころ干されていたが、これはゴムだったことがここに来てわかった。ゴムの木から採取した白い液を手ぬぐいみたいな形にして、これに色を付けて筒状にして、それを裁断していくと輪ゴムになる。しかし輪ゴムを煮て作るとは知らなかった。

鍛冶屋

次は鍛冶屋。だんだんと欧米人は退屈気味となってきた。ところでここで使われているふいごを動かすエンジンだが、日本製で古い物と自慢していたので見ると、ヤンマー製の「made in Occupied Japan」と表示がある。太平洋戦争後のアメリカ占領地時代の物だった。これは古い。

パイプ屋

交差点に大きなパイプのモニュメントがある。この地域はパイプ作りが盛んなようだ。ということで、次はパイプ屋。ところが連れていかれた店ではパイプ作りをやっていないで、2階で販売だけしている。これではもう土産物巡り。タバコを吸わない私は興味がなかったが、欧米人たちはいっぱい買っていた。欧米ではこういうのに興味があるんだ…。

帽子屋

次はちょっと大きめの家がある敷地に入っていく。ここには人が誰もいないが、無造作に帽子が置かれているのできっと帽子屋なのだろう。帽子作りの作業場もなさそうで、だんだんうんざりしてきた。

驚きのビーチ

みんなを乗せた乗り合いトラックは、舗装道路から山道に入っていく。突き当りは石の切り出し場で、作業員たちが山肌から大きな石を切り出して下に落としている。ミャンマーでは各地で道路の舗装工事が行われているが、その際に砕いた石を敷く。こうした現場で使われる石を採取しているのだろう。

ところでガイドはその横にある水がたまったプールを指さして「ビーチ」と言った。一瞬、欧米人(私も)に戸惑いの表情が走った。もしかしてここが「ビーチ」?ミャンマーではこれをビーチと言うらしい。長い間、軍事政権が長かったため半鎖国状態が続いたミャンマーでは、たびたび世界の常識が通じないことがある。しかし今回は完全に「やられた!」という感じ。欧米人ともども、もう笑うしかなかった。ガイドは「なぜ泳がない?」とちょっと不服そうだったが、カナダ人の老人が一人、勇敢にもこのプールで泳いだだけだった。

島内をいろいろ回って午後2時過ぎ、水上寺院前の食堂でやっと昼食。といってもヤキソバのみだが。あまり期待もしていなかったが、もうちょっと地元のものとか出してほしかった。

ところで焼きそばを食べ終わって池の周りを歩いていたら、なんと四葉のクローバの群生を見つけた。日本では三つ葉のクローバーの中を探して四つ葉を見つけると幸運になるという話だったと思うが、ここでは四つ葉のクローバーは普通に生育するのかな?

昼食後、今度は機織りの工場へ。よくあるアジアの機織り工場で、これといって面白くなかった。

これで離島ツアーの見学は終了し、船着き場に戻る。途中、変な格好で踊りをしている村人がいた。外見ではインド系の人でミャンマーの踊りではなさそう。

ところでこの離島ツアーだが、モーラミャインに来る欧米人を中心に毎日出ているらしい。ミャンマーは観光もまだまだ改善の余地がある、ということが分かっただけでもよかったか。

船着き場に着き、帰りの小舟を待っている間、近くを見学。漁師の夫婦は網を整えている。周りの家々を見ても、生活ぶりは貧しそうな感じだ。ちょうど学校帰りの女の子2人が通りかかったが、2人とも裸足だった。街の中ではあまり裸足の子を見かけないが、地方に行くと裸足や全裸で遊びまわっている子供たちは多い。

帰りの船では僧侶と一緒になった。対岸から見るモーラミャインの街は意外と木が多いという感じ。昨日夕日を見たチャイダンランパヤーの仏塔が山の上に大きく立っているのがよくわかる。

ゲストハウスの戻ると、ちょうど夕日が落ちて前の川がきれいだったので、そのまま散歩。今日もまた無事に一日が暮れていきます。

ミートソースの夕食

夕日を見ながら歩いていると、川沿いに喫茶店がったので入ってみた。メニューにはスパゲティがあったので、ミャンマーのミートソースはどんな味か試してみた。パアンのハンバーガーの経験があったので、正直まずいだろうという確信があったのだが、食べてみると普通、ということはミャンマーではかなりおいしいとうことになる。

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