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クムジュンスクールで写真展示

僕が住んでいるクンデ村の隣村にクムジュンスクールという学校がある。この学校は、人類史上初めてエベレストに登頂したエドモンド・ヒラリーが、一緒に協力してくれたシェルパ族のために1961年に作った由緒ある学校だ。この地域の名門であるとともに、教育水準の高さから、かなり遠くからホームステイをしながら通いに来ている生徒もいる。 この学校で、ゴーキョやクンデで展示した、僕が撮ったシェルパ族の生活を撮影した写

クンデ村で”ベーカリープチ写真展”

今月11月の初め、いつもお世話になっているお隣の家のご主人が海外の出稼ぎから帰宅した。シェルパの家庭では普通なのだが、雨季に入る5月ごろから9月ごろまでは海外に働きに出て、トレッキングシーズンに入る10月から11月と、3月から5月はガイドをするのが一般的な働き方だ。ただここのご主人はガイドの仕事を入れてないようで、11月というちょっと遅い帰国となった。 帰国してゆっくりするのかと思っていたら、実は

クンデ村の食事

最近、毎日どんなものを食べようかと悩んでいる。食べることは生きていくうえで一番欠かせないものなので、どうしても食べることに時間を費やす。 僕は旅行と”プチ移住”の違いは食事なのではないかと思っている。旅行では自分で食事を作ることは普通しないので、ほとんど外食となる。一方”プチ移住”では基本自炊をする。中には全部外食という人もいるだろうが、現在住んでいるところでは外食産業があるわけではなく、レストラ

シェルパの子供の観察力はすごい!

最近、むかえの家の女の子が毎日のように我が家に遊びに来るようになった。まだ3歳なのだが、全く人見知りしないで、外国人だろうがシェルパだろうが人懐こくすぐ仲良くなる。この子のお父さんは外国に出稼ぎに行っているようなので、お母さんと母子家庭が半年ほど続いている。はじめはお父さん代わりに遊んでやろうと思っていたのだが、最近はこっちが遊んでもらっている感じだ。 家の中にはシェルパの子供が見たことないような

標高4800mで地元アーティストと共同展覧会開催

今回、タンボチェでマニ・リンドゥを見た後、ゴーキョまで足を延ばした目的は、シェルパ族のアーティストと共同で展覧会をしようという企画があったから。彼は標高4800mの湖のほとりに今年3月、ロッジを新設したが、その中に「世界最高地のシェルパギャラリー」として自身の作品を飾るギャラリーを併設した。共通の友人が彼を私に紹介してくれて、今回、そこで私の写真と共同で展覧会をしようという話が進んだ。 彼のロッジ

とにかく運ぶ!運ぶ!運ぶ!

富士山よりも高いところに住むシェルパ族。自動車道路などないので、物を運ぶのは基本人力。とにかく運ぶことが生活に欠かせない。 小さい子供のころから水くみに行き、年老いては家畜に荷を背をわせて、一生運搬という作業からは逃れられない生活だ。 エベレスト街道の物資が集まるナムチェバザールの週一回の市場。これだけの物資が各地から運ばれてきて、また購入した人々が各地に運んでいく。なにげなくかごにジュースを入れ

標高5300mまで上がってきた

タンボチェにマニ・リンドゥを見に出かけたついでに、そのままトレッキングをやってみた。今回の目的地はエベレストが見られるゴーキョピーク(標高5300m)。とりあえずはその拠点となるゴーキョ(標高4800m)まで登っていく。 タンボチェからは、深い谷をいったん降りて、対岸に渡りまた3800メートルまで上がっていく。3時間ほどで今晩の宿泊地ポルチェという村に着く。この村は名前の響きがなんとなくいいが、実

ネパールの標高3840mプチ移住23日目、一年に一度の仮面舞踊祭

10日ほど、クンデ村を離れて標高の高いところに行っていたため、ネットが通じず更新が止まってしまった。もうプチ移住してから1か月以上たったのだが、まずは先月26日にタンボチェで行われた年に一度の仮面舞踊祭についてアップします。 タンボチェはクンデ村から歩いて約3時間ほど、標高は3867mとほとんどクンデと変わらないが、いったんプンキテンガという川底まで降りて再び上がるのでけっこう着くまでかったるい。

ネパールの標高3840mプチ移住20 日目、コロッケ作り再挑戦

近々、縁があってクンデ村から上の方にちょっと数日間行くことになったので、家にある食材を消費することにした。といっても、大家さんのお母さんからいただいたジャガイモはまだ食べきれないほどあるので、先日うまくいかなかったコロッケ作りに再挑戦してみることにした。 まずは下ごしらえ。中に入れる玉ねぎを刻む。日本の玉ねぎは大きいが、アジアでは小粒の玉ねぎの方が多いような気がする。しかも生で食べてもうまい。パン

ネパールの標高3840mプチ移住18日目、満天の星空のエベレスト

午後11時頃、おしっこがしたくなって外に出た。前にも書いたが、この家にはトイレというものがないため、おしっこは外でする。そして外に出て驚いた。いつもは雲に覆われているのだが、この夜は雲一つなく、周りのヒマラヤの山々がくっきりと見える。 おしっこもほどほどに、さっそくカメラを持ち出して、深夜にもかかわらず村の中を歩き回る。もし誰かが見ていたら、絶対に不審者と思われるだろう。 月は満月に近いため、深夜

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