再びチン州に入りミンダへ

ミャンマーツーリング。いったんザガイン管区のガンゴーに降りたが、そこから別の道を走り、再びチン州に入る。目的地はミンダ。ここには顔面に入れ墨を施した女性たちが住んでいるという。この独特な風習を見に、また山に入る。

ガンゴーの朝


ミャンマー ガンゴー 日の出

朝6時半、ホテルを出て早朝散歩。まだ街には人通りは少ない。やがて日が昇ってきた。今日も快晴のようだ。


ミャンマー ガンゴー ミニバス


ミャンマー ガンゴー ミニバス

ホテルのすぐ近くに2階建ての食堂があり、その周辺にミニバスが数台停まっている。ここがこの街のバス発着所のようだ。




ミャンマー ガンゴー 朝食

この食堂で、バスの出発を待っている人たちが朝食を食べている。揚げパンとサムサなど好物ばかりなので、私もここで一緒に食べる。


ミャンマー ガンゴー 物売り


ミャンマー ガンゴー 物売り

頭に野菜をいっぱいのせた女性が歩いてきた。前から見るとよくわからなかったが、後ろから見たら2段重ねになっていた。これは今までに見たことがなく、高等技術だ。すごい!


ミャンマー ガンゴー バイク


ミャンマー ガンゴー バイク

ヤマハのトリッカーとDTの新車が置いてあったが、今まで何回も見かけたように、これは偽物。

再びチン州を目指す


ミャンマー ガンゴー-ミンダ

午前8時10分、ガンゴーを出発。道は時々舗装されていない道もある。そこを前方から馬がやってきた。仔馬もちょこちょこついていくところがかわいらしい。




ミャンマー ガンゴー-ミンダ

午前10時10分、地図上では空港がある街に到着したはずだが、小さな街を走り回っても滑走路が見当たらない。街には平らな広い場所があるが、もしかするとここが滑走路なのか?聞いてみると、昔ここに飛行場があったというが、いまは廃止されてしまったという。




この街の寺院には、かわいらしい像がある。




ミャンマー ガンゴー-ミンダ 

この街は小さいが、ひじょうに美しい街だった。地図ではHtinLinという名前らしい。こうした観光地にもならないような街にも、訪れてみたいようなところがまだまだいっぱいあるのだろう。


街角で道に迷って地図を見ていた時、前をバイクが走っていったが、100メートルほど行ったところでいったん止まり、再び戻ってきてくれた。なんだと思ったら、私が道に迷っていると思い引き返してくれたようだ。しかも親切に、近くにある自宅に招待してくれてお茶をごちそうしてくれた。こういったところはミャンマー人は本当に親切だ。100メートルも通り過ぎたら、普通は引き返しては来ないだろう。


ミャンマー ガンゴーーミンダ


ミャンマー ガンゴーーミンダ

街のはずれで、小屋の中で何かのお祭りが行われていた。女性が、動物のお化けのようなものといっしょに踊っている。言葉が通じないので何のお祭りなのか分からなかったが、得度式とはちょっと違うようだ。

再びチン州


ミャンマー ガンゴーーミンダ チン州

午後1時、チン州の州境を通過。前日見た州の鳥が描かれている。




ミャンマー ミンダ ゲストハウス


ミャンマー ミンダ ゲストハウス

午後1時45分、ミンダに到着。この街も非常に小さいので、外国人が泊まれる宿も数軒しかない。その中で一番手前にあったゲストハウスに空きがあったので、ここに泊まることにした。モーピン・ゲストハウスというが、宿の女の子たちは英語が全く話せない。困っていると、そこに宿泊していたNGOのミャンマー人女性が通訳をしてくれて交渉成立。助かった。


ミャンマー ミンダ 市場


ミャンマー ミンダ 市場

チェックイン後、バイクでミンダの街を走る。といっても、ここも5分も走れば終わってしまうほどの規模だ。街の中心部にある市場に寄ってみる。ほかの州とはちょっと違うデザインの服が店に飾られている。


ミャンマー ミンダ 市場

夕方だが、市場はまだ開いている。小さな広場では、鶏が売られるために量りにかけられている。何となく自分の運命を感づいているのだろうか、おとなしく量りの重りを見つめていた。


ミャンマー ミンダ 市場


ミャンマー ミンダ 子供

ミャンマーではどこでもそうなのだろうが、この山奥の村の人々も貧しい。




ミャンマー ミンダ 入れ墨女


ミャンマー ミンダ 入れ墨女

市場周辺を歩いていたら、いきなり顔に入れ墨を施した老婆とすれ違った。もともとこの入れ墨をした女性を見に来たので、驚くことではないのかもしれないのだが、もっと山奥の村に住んでいて、その情報を得ようと市場にやってきたので、こんなにも簡単に出会えるとは思わなかった。それほど普通に街の中を歩いていた。さて、入れ墨をした女性たちとは明日はどこで出会えるかな。

投稿者: asiansanpo

元読売新聞東京本社写真部。2016年3月、早期退職し、アウンサンスーチーの新政権が誕生したミャンマーに移り住み、1年半にわたり全土を回りながらミャンマーの「民主化元年」を撮影。2018年9月からは、エベレストのふもと、標高4000㍍の村で変わりゆくシェルパ族とともに9か月間生活した。日本では過疎地を拠点とし、衰退していく地方の実態を体験している。

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