幻想的なミャウー

ミャンマーツーリング。早朝から古都ミャウーを見学する。ミャウーはバガンほどの規模はないため、半日ぐらいでもだいたいの遺跡は見て回れる。しかし早朝、遺跡を見渡せる丘の上に立つと、幻想的な光景が見られた。

早朝のミャウー


ミャンマー ミャウー 夜明け

早朝6時、まだ真っ暗な中、ホテルを出て遺跡に行ってみる。やがてうっすらと地平線が明るくなってきた。オレンジ色と青い空のグラデーションが美しい。三日月が仏塔の上に輝いている。


ミャンマー ミャウー 早朝


ミャンマー ミャウー 早朝

早朝の寒さで霧が地表を漂っている。それに加え、煮炊きをする煙が家々から立ち上り、街をみるみる真っ白くしていく。この美しさに感謝を込めて

合掌!


ミャンマー ミャウー 


ミャンマー ミャウー 

すぐ近くにあった仏塔に入ってみると、大理石の仏像が安置されていた。地元の人に守られているから大丈夫なのだろうが、他の国では盗まれたりしている例もある。


ミャンマー ミャウー 


ミャンマー ミャウー 


ミャンマー ミャウー ホテル


午前8時過ぎ、ホテルに戻り朝食。ホテルは改めてみると、ロビー前はかなり広い広場になっており、バイクもゆったり置ける。朝食はオーソドックスだが、量は多い。

コウタウンパヤー


ミャンマー ミャウー コウタウンパヤー

朝食後、郊外にある遺跡群に行ってみた。はじめはこの大きな寺院。ミャウーの遺跡の中でもかなり大きい部類だ。


ミャンマー ミャウー コウタウンパヤー


ミャンマー ミャウー コウタウンパヤー


ミャンマー ミャウー コウタウンパヤー

遺跡の中には行ってみると、寺院をぐるりと回る回廊があり、そこに数えきれないくらいの仏像が刻まれている。


ミャンマー ミャウー コウタウンパヤー


ミャンマー ミャウー コウタウンパヤー

しかしこの遺跡は屋根が落ちたりして荒廃している。仏像などもおそらく手入れはされていないのだろう。かなり荒れているのが残念だ。

シッタウンパヤー


ミャンマー ミャウー シッタウンパヤー

郊外の遺跡群から中心街の遺跡群に再び戻ってくる。ミャウーを代表する遺跡がこの寺院。外見はそれほどほかの寺院と変わりないように見えるのだが、中に入ってみると見ごたえがあった。


ミャンマー ミャウー シッタウンパヤー

まず本尊が安置されているところに入っていくと、目に入るのは、天井に描かれた曼陀羅のような絵。よく見るとダーツの的のようにも見えるが、仏さまなどが描かれた絵はきわめてミャンマー風。


ミャンマー ミャウー シッタウンパヤー


この本殿を巡るように、半地下で洞窟のような回廊がある。その入り口を守るようにこわもてでもあり、ユニークでもある表情の鬼のような像が飾られている。その入り口を入っていくと、中には仏像がいっぱい並んでいる。


ミャンマー ミャウー シッタウンパヤー


ミャンマー ミャウー シッタウンパヤー

回廊には仏像だけでなく、いろいろな彫刻が施されている。中にはかなりリアルなものもあり、眺めていると面白い。

ダッカンゼインパヤー


ミャンマー ミャウー ドッカンティン寺院


ミャンマー ミャウー ドッカンティン寺院

シッタウンパヤーの目の前に、まるで要塞のような形をした寺院がある。中に入っていくと、こちらの寺院も仏像が回廊にズラリと安置されているが、真っ暗なのでとても中には入っていけなかった。

アンドーテインパヤー


ミャンマー ミャウー 


ミャンマー ミャウー 

シッタウンパヤーの隣り合わせに位置するアンドーテインパヤーとヤダナポン寺院は似たような形の寺院。仏塔がいくつも並んでいる。この形はインドネシアのボロブドゥール遺跡に似ている。ミャンマーでの寺院とはだいぶ形式が異なるが、何かゆかりがあるのだろうか?

投稿者: asiansanpo

元読売新聞東京本社写真部。2016年3月、早期退職し、アウンサンスーチーの新政権が誕生したミャンマーに移り住み、1年半にわたり全土を回りながらミャンマーの「民主化元年」を撮影。2018年9月からは、エベレストのふもと、標高4000㍍の村で変わりゆくシェルパ族とともに9か月間生活した。日本では過疎地を拠点とし、衰退していく地方の実態を体験している。

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