講演活動
asian-sanpoでは、写真家・川口敏彦が経験してきた分野で講演活動をしています。
テーマは、「アジアから平和を語る」、「旅について」、「フォトジャーナリズム」、「定年後の生き方」など。
また「ミャンマーのクーデター」や「エベレストのふもとに住んでみた」など、プロジェクトに即した講演も多く開催しています。参考までにテーマの一部をご紹介します。
2023年2月に静岡市の私立静岡雙葉中学校・高等学校で「PEACEプロジェクト写真展」が開催され、私も講師として参加しました。ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに、平和について考える生徒有志が立ち上げたプロジェクトで、今まで様々な講師を呼んで活動をしております。今回、写真展とともに、「将来の”平和な形”とは?」というテーマで講演をさせていただきました。
静岡県教委のオンリーワン・ハイスクールに指定されている県立富士宮北高で2022年10月、空き教室を使ったミャンマー写真展と、「ミャンマーの平和を考える」講演会を開催した。生徒が国際問題や生き方を考える契機にするため同校が企画した。約半月に渡りミャンマーの写真を展示し、事前にそれを見学した全校生徒が講演会を聞き、それに対して質問するという形で行われた。
日本の学校教育において、世界史は欧米を中心とする先進国の歴史が中心となっている。普通ならばミャンマーのような小国の歴史は取り上げられることはないので、この富士宮北高の取り組みは公立高校としてはユニークな試みだ。1か月近い写真展の開催と、それをテーマに講演を聞いた生徒たちの感想の多くは、「ミャンマーでクーデターが起きていることは知らなかった。これからはもっと関心をもって考えていきたい」というものだった。
2022年10月、静岡県富士市に本社を置く物流会社「ミズ・バラエティ―」に招かれて、社員に「ミャンマーという国について」講演した。
正社員としてミャンマー人を多く採用するにあたり、日本人社員がどう接したらいいかを考えるために、ミャンマー文化や風習などを事前に知っておいたほうがいいという社長の発案で企画された。
外国人労働者が増加する会社で、外国人にも働きやすい職場環境を日本人社員が考えるという姿勢に共感する。
2023年2月、御殿場市の「樹空の森」で1か月間開催された「富士山・エベレスト写真展」で、エベレスト街道について講演した。
さすが富士山のふもとだけあって、山に関心のある方々が多く来場してくれたため、2週に渡って講演会を開催した。
2022年11月、静岡市のJR静岡駅北口地下広場で、ミャンマー人グループ「ShizuYouth for Myanmar」がミャンマー文化を知ってもらおうと企画したイベントで、「私が見たミャンマー」というテーマで話をした。同時に約50点のミャンマー写真展を開催した。静岡市は「まちは劇場」として公共の場を文化的なイベントに積極的に貸し出しをしている。