ミャンマーツーリング。ミンダで入れ墨の女性を見た翌日、山の中のチン州から平地に降りてきて、モンユワを目指す。標高の高く涼しいところから砂漠のような暑さの中をひたすら走る。
チン州から下界へ
ミンダの早朝、ミャンマーで第2の高峰ビクトリア山を見に出かけるが、ミンダからは見れないとわかった。仕方なく市場周辺で揚げパンとサムサの朝食をとる。市場前ではこんな山奥でも托鉢は行われていた。
午前8時50分、ミンダを出発。チン州に入ってから度々あったが、またもすぐに道路工事でストップさせられた。道は険しく未舗装。再び走り始めたところですぐに全身砂ぼこりで真っ白になる。
ミンダから13キロ走ったところで、行きにも通過したチン州の州境を通過。ミャンマー人もこの州境で記念写真を撮影している。チン州は州全体が山岳地帯だったが、やっとこの山道ともおさらばだ。
途中、小さな村を通過したときに、崩れかかっているような古い仏塔の横を通った。バガンにあれば立派な遺跡として観光客も訪れるのだろうが、さすがにこの小さな村に見に来る人はいないだろう。しかしなかなか絵になる光景だ。
砂漠のような暑さ
チン州から降りて、マグェ管区に入ったが、まっすぐ延びる道の両脇は砂漠のような乾いた風景が続いている。この光景だけでも殺伐としているが、走っていてもとにかく暑い!のどが渇いて仕方がない。
走っていると、不思議なものを見かける。かごを満載した自転車や、中国風の寺院のような建物。
モンユワ到着
モンユワはチンドゥイン川のほとりに発展した街。モンユワに入る少し手前で大規模な工事が行われていた。なんだろうと思って近づいていくと、中国語の看板があり、多数の中国人が出入りしている。雰囲気は軍事基地のような感じで、出入り口は警備が厳重。書かれている漢字から、ここは水力発電所の建設現場のようだ。中国がミャンマーを支援していることはいろいろ批判もあるが、これほどの規模で建設をしていたとは…。
モンユワの街に入ると、街の中心に大きな池がある。ここが市民の憩いの場になっているようだ。
池のほとりではミャンマー人たちが空手の練習をしている。空手がこんなところにも普及している。
若者たちはバイクで遊ぶ。ミャンマーの暴走族か、と思ったが、原付でやっているのがかわいらしい。
池の中にレストランがあったのでここで夕食。建物も立派で雰囲気もいいが、メニューはミャンマー料理だった。