西伊豆・堂ヶ島でキャンドルフェス

9日の夜、西伊豆の堂ヶ島でキャンドルフェスが行われた。松崎町と西伊豆町の観光協会が共催で企画し、今回で第2回目。前回は浜辺で行われたが、今回は堂ヶ島遊覧船乗り場前に移ったようだ。

東京などと比べてしまうとイベントとしては小規模で、参加した人数も少ないのだが、伊豆の田舎でこのような手作りのイベントを行うのは、大変好感が持てる。何とか地域を活性化させて、多くの方に来てもらおうという意欲は十分伝わってくるのだった。


堂ヶ島 キャンドルフェス

ところで話は変わるが、先日、静岡県の清水港と伊豆市の土肥港を結ぶ駿河湾フェリーが来年3月に廃止されるというニュースが地元に衝撃を与えた。フェリーを運営しているエスパルスドリームフェリーは05年8月期から赤字が続いていたということで、事業から撤退すると発表した。

これに対して地元から存続の要望が多数出て、静岡県が継続を検討するという。地元からすればフェリーはあった方がいいわけで、存続を望む声は出るのが当たり前だろう。しかしそもそも地元は今までフェリーの乗客が増えるような努力をやってきたのであろうか?

土肥港がある伊豆市土肥地区は昔からの温泉街なのだが、今ではかなりさびれてしまっている。温泉街といえば、通りには温泉饅頭が売ってたり、土産物店が並んだりして、街全体が温泉街を形成しているイメージがある。しかしこの土肥を歩いてみると、温泉宿は多数あるが、その周りに店がほとんどない。これは各温泉宿が自分のところで客を囲ってしまい、地域全体で盛り上がろうというような考えはこれっぽっちも感じさせない、典型的なダメパターンの街なのだ。こんな魅力のない街に観光客は足を止めないだろうし、結局はフェリーが廃止されるということにつながる。


土肥フェリー

地元は補助金頼みの存続を期待しているのであろうが、衰退していく地方経済を考えると、もう昔ながらのやり方が通用しなくなっているのは明らかだ。これからは観光客にどうやって来てもらうかを考え、魅力ある街を作っていくしか解決策はないだろう。それができないと、もしフェリーが存続しても、結局は同じことの繰り返しとなってしまうだろう。さて、伊豆はそれができるかな?

投稿者: asiansanpo

元読売新聞東京本社写真部。2016年3月、早期退職し、アウンサンスーチーの新政権が誕生したミャンマーに移り住み、1年半にわたり全土を回りながらミャンマーの「民主化元年」を撮影。2018年9月からは、エベレストのふもと、標高4000㍍の村で変わりゆくシェルパ族とともに9か月間生活した。日本では過疎地を拠点とし、衰退していく地方の実態を体験している。

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