古都ミャウーへ

ミャンマーツーリング。アンからラカイン州を北上し、ミャウーを目指す。ミャウーはアラカン王国の古都で、バガンとは違う仏教寺院が点在している。交通が不便なので、なかなか行くことは難しいが、いいいところだと聞いていたので楽しみだ。

寒ーいアンの朝


ミャンマー アン 早朝


ミャンマー アン 早朝

朝6時半、外に出ると一面霧で真っ白。しかもものすごく寒い。熱帯でこんな光景を見るとは…。


ミャンマー アン 早朝

アンの街に入る大きな橋の上から見ると、船で激流をさかのぼってくる小舟がいた。かなりきつそうだが、こんな朝早くから何しに行くのだろうか。


ミャンマー アン ゲストハウス


ミャンマー アン ゲストハウス

午前8時、ゲストハウスに戻り朝食。まだ新築の食堂でおいしいパンが出てきた。ミャンマーでは朝食にパンが出てくることも多いが、正直言っておいしいパンに出会ったことがない。こんな田舎でパン食の朝食は珍しいだろう。

アンからミャウーへ


ミャンマー アンーミャウー 橋


ミャンマー アンーミャウー 橋

午前9時15分、ゲストハウスを出発。幹線道路にしては道は悪い。特に橋は昔ながらの板敷きの橋で、敷かれている板がめくれあがっている。その横では新しいコンクリート製の橋が建設されているので、数年後には走りやすくなっているのだろう。


ミャンマー アンーミャウー

しばらく行くと、高台から大きな川が海に注いでいるのが見える場所に着いた。いよいよミャンマー西岸に出たといった感じだ。


ミャンマー アンーミャウー 教会

道沿いに、かわいらしいこじんまりした教会を見かけた。ラカイン州というとイスラム教というイメージが強いが、キリスト教信者もいるようだ。


ミャンマー アンーミャウー 川


海に近くなったせいか、川幅も広くなってきた。大型バスが橋を通っていくが、こんな重い車両が通れば板がはがれても仕方がない。


ミャンマー アンーミャウー 食堂


ミャンマー アンーミャウー 食堂

この橋を渡ったところに食堂が数軒あって、バスが止まっている。ちょうどお昼なので、ここで昼食をとる。ミャンマー料理だが、カレーを頼むといろいろなおかずが無料でついてくる。外国人は珍しいのか、一品多く付けてくれた。


再び走り始めると、左手に大きな池があり、そこで水牛が水浴びしている。その背中にはシラサギが休んでいる微笑ましい光景が。」


ミャンマー アンーミャウー 花


ミャンマー アンーミャウー 花

青空に赤い花がきれいに映える。この花はラカイン州以外では見たことがないと思うが…。




ミャンマー アンーミャウー 川

川の両側に、砂糖ヤシの木が密生している川があった。橋の上からのぞいていると、大きな魚の群れが泳いでいる。


ミャンマー アンーミャウー 橋


ミャンマー アンーミャウー 川

ミャウーに近づいていくにつれ、さらに川は大きく、橋は立派になっていく。


ミャンマー アンーミャウー

午後2時50分、ミャウーまであと27キロという標識がある道の分岐点に到着。道は平らになり、格段に良くなった。

古都ミャウー


ミャンマー ミャウー ホテル


ミャンマー ミャウー ホテル

午後3時45分、ミャウーに到着。アンから163キロだった。ミャウーにはいくつかホテルやゲストハウスがあるようだが、値段とコテージタイプが気に入って、「ミャウーパレス」というところに宿泊。


ミャンマー ミャウー

夕方、まだ時間があるので、近くの遺跡を見に行く。遺跡エリアの中に入っていくと、仏塔が点在している。バガンの形とは違い、釣り鐘型の独特な形をしている。地元の人しか歩いてはいなくて、観光地化されていないところがいい。


ミャンマー ミャウー

素朴な感じの遺跡は、日本でいえば奈良県の飛鳥のような雰囲気を感じる。


ミャンマー ミャウー


ミャンマー ミャウー



ミャンマー ミャウー 遺跡 夕日

やがて日は沈んでいき、幻想的な光景が…。

こんな美しい風景を見られたことに感謝を込めて

合掌!

投稿者: asiansanpo

元読売新聞東京本社写真部。2016年3月、早期退職し、アウンサンスーチーの新政権が誕生したミャンマーに移り住み、1年半にわたり全土を回りながらミャンマーの「民主化元年」を撮影。2018年9月からは、エベレストのふもと、標高4000㍍の村で変わりゆくシェルパ族とともに9か月間生活した。日本では過疎地を拠点とし、衰退していく地方の実態を体験している。

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