4日間風邪でダウン後、走行開始

ミャンマーツーリング。ラヘーがあまりにも寒かったので、マンダレーに戻ってきてから風邪にかかったようだ。あまり深刻でもなかったが、4日間休んだ後に出発。次の目標はミャンマー西岸だ。

久しぶりのバイク


ミャンマー マンダレーーマグェ

18日にマンダレーに戻ってきて、すぐに修理に出してあったXTZ125をヤマハに受け取りに行ったのだが、その後バイクに乗らずにホテルの部屋で休んでいた。やっと体調も回復し、ツーリングを再開。午前8時、マンダレーを出発し、目指すは再びマグェ。




ミャンマー マンダレーーマグェ 牛車

マンダレーの郊外は乾燥地帯の荒野。牛車が砂埃をあげて走る。


ミャンマー マンダレーーマグェ 牛車

ミャンマーは農業国なので、牛は家畜としてそこら中にいる。しかしその中でもマンダレーとマグェの間は牛車の数が多いように思う。マグェやバガンとマンダレーの間はほかの地域よりも走る回数が多いのでそう感じるのかもしれないが、牛車は農耕だけでなく、いろいろな荷物を運べるので、高価な車の代わりに牛を使うのだろう。


ミャンマー マンダレーーマグェ バイク

途中、バイクを背負って走っている人を見かけた。バイクがバイクを乗せて走っている姿が面白いのだが、よくこんな運び方を考えたなと感心する。おそらく故障したバイクを運んでいるのだろうが、すごいバランスで走っている。


ミャンマー Taungtha

午前11時半、Taungthaという街を通過。前回マグェからマンダレーに向かった時はバガンを通っていったので、エーヤワディー川沿いに進んだが、今回は最短距離で内陸側を進んでいく。


ミャンマー マンダレーーマグェ


ミャンマー マンダレーーマグェ

この地域は極度の乾燥地域。比較的平坦な荒野には、背の低い植物が生えている。その道沿いに小さな仏塔が作られている。近くには村が見当たらないが、だれが管理しているのだろうか。


走っていると、似たような2体の仏像が並んで座っている。ミャンマーでは仏像はいっぱい見かけるが、このように並んで座っているような形ではあまり見た記憶がない。

ポッパ山を見ながらのルート


ミャンマー マンダレーーマグェ ポッパ山

ちょうどバガンに通じている道との合流点に差し掛かる。この辺はかなり急な登坂になっていて、急カーブが続いている。


午後1時20分、その急坂を上り詰めると、左手にイボのような岩の上に寺院が立っている不思議な光景が見えてくる。これが有名なポッパ山。ナッ信仰の聖地でもあり、多くの信者や観光客が訪れるが、今回は先を急ぐので寄らず。


ミャンマー マンダレーーマグェ Awzardaw


ミャンマー マンダレーーマグェ Awzardaw


ミャンマー マンダレーーマグェ Awzardaw バイク

30分ほど走ると、ちょっとした街に入った。Awzardawという街らしいが、馬車がよく走っているのが目立つ。かっこいい新車のバイクを見かけたが、中国製と思われる。デザインなど日本車に追いついているんではないかな?


ミャンマー マンダレーーマグェ

さらに進むと池が現れた。水面にはヤシの木が映っており、なかなかきれいな池だ。なにげないミャンマーの風景だが、心を惹かれる。


ミャンマー マンダレーーマグェ

前にマグェからバガンに向かう時に通った新道の分岐点にやってきた。ここからは完全に荒野の中を走る。しかし道は整備されており、この道を走るのは楽しみになってきた。


ミャンマー マンダレーーマグェ


ミャンマー マンダレーーマグェ

再びマグェ


ミャンマー マグェ ホテル


ミャンマー マグェ ホテル

午後4時45分、マグェに到着。前はエーヤワディー川沿いのホテルに泊まったので、今回もそこにしようと思って街中を走っていた。しかし途中でマグェホテルというところがあったので入ってみると、敷地は広く、部屋はコテージタイプで雰囲気がよかったので泊まることにした。


ミャンマー マグェ 

ホテルの近くにはなかなか洒落た店がある。マグェは大きな街だが経済発展の波が確実に押し寄せている。


ミャンマー マグェ 


ミャンマー マグェ 


ミャンマー マグェ 

夕食はホテルから歩いて行けるところで、すぐ近くには豪邸がある中華料理屋。

投稿者: asiansanpo

元読売新聞東京本社写真部。2016年3月、早期退職し、アウンサンスーチーの新政権が誕生したミャンマーに移り住み、1年半にわたり全土を回りながらミャンマーの「民主化元年」を撮影。2018年9月からは、エベレストのふもと、標高4000㍍の村で変わりゆくシェルパ族とともに9か月間生活した。日本では過疎地を拠点とし、衰退していく地方の実態を体験している。

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