カムティからマンダレーへ

ミャンマーツーリング。飛行機待ちの一日をカムティで過ごし、朝、マンダレーに戻る。8日間も自分のバイクに乗らなかったので、そろそろ自由に走りたいな、という欲求が強まってきた。


ミャンマー カムティ

午前7時前、ホテルを出発し、カムティ空港に向かう。街にはまだうっすらと霧が残り、とても寒い。空港までは3輪車の荷台に乗っていくが、顔が冷たすぎるほど気温は下がっている。熱帯でもこれほど朝晩は気温がさがるのだ


ミャンマー カムティ空港


ミャンマー カムティ空港

カムティ空港からマンダレーへの便は午前8時半に離陸予定。しかし1時間前に空港についても、職員は誰もいない。本当に便があるのかどうかも不安になる。


仕方がないので、空港のターミナルの外にある屋台に行く。まだ誰もいないがラーメンを注文をすると、インスタントラーメンが出てきた。寒いので、とてもありがたい。しばらくして白人の観光客やミャンマー人も来た。


離陸予定を過ぎて、やっと航空会社の女性職員がやってきた。飛行機はまだマンダレー空港を離陸していないらしい。結局、マンダレーを飛び立ったことが確認され、やっと午前9時、搭乗受付が始まった。のんびりした空港だ。




ミャンマー カムティ空港

そしてマンダレーからやってきた飛行機が到着。すぐに荷物が運び込まれ、搭乗が始まる。結局1時間半遅れでマンダレーに向け無事離陸。


飛行機が離陸してすぐに眼下にチンドウィン川が見えてくる。飛行機では簡単に超えられるのに、太平洋戦争で渡れなかった日本兵の無念さを飛行機の中から思う。


ミャンマー カムティ マンダレー 飛行機


ミャンマー カムティ マンダレー 飛行機

飛行機はマンダレーに向け飛んでいく。下には山々が続いている。その山の中を延びる道が白くくっきりと見てわかる。


ミャンマー マンダレー空港


ミャンマー マンダレー空港

午前11時半、飛行時間1時間半でマンダレーに到着。マンダレー空港は国際空港で広大なのだが、飛行機はほとんど駐機していない。将来の増便を見越しての建設なのだろうけれど、これだけの立派な飛行場が必要なのだろうかと思ってしまう。


ミャンマー マンダレー空港

ターミナルビルのブースでは、中国語表記が目に付く。マンダレーは中国との交易が盛んで、品物は中国からの輸入。ここだけ見ると中国の空港のように見える。

投稿者: asiansanpo

元読売新聞東京本社写真部。2016年3月、早期退職し、アウンサンスーチーの新政権が誕生したミャンマーに移り住み、1年半にわたり全土を回りながらミャンマーの「民主化元年」を撮影。2018年9月からは、エベレストのふもと、標高4000㍍の村で変わりゆくシェルパ族とともに9か月間生活した。日本では過疎地を拠点とし、衰退していく地方の実態を体験している。

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