イエの巨大四面仏

ミャンマーツーリング。今日はダウェイからイエまでの137キロを走る。距離は短いが、ミャンマー最南端のタニンダーリ管区からモン州に戻る。ミャンマーでも最果ての管区には今後、そうそう訪れることはないだろう、そう思うと感慨深いものがある。

ドライブインで休憩


ミャンマー ダウェイーイエ

午前9時15分、ダウェイのガーデンホテルを出発。今日はイエまでそれほど距離はないため、気分もゆったりめ。のんびり道を走っていく。

ミャンマーを走っていると、道沿いには大きな木が残っていることがある。この木も大きい。


ミャンマー ダウェイーイエ


ミャンマー ダウェイーイエ

午前11時、60キロ付近のところにバスなどが止まるドライブインのようなところがあったので、ここで休憩。とても暑いのでジュース2本を飲む。


ミャンマー ダウェイーイエ

ドライブインには「エアポートシャトル千葉観光」と書かれた日本の中古バスからミャンマー人観光客が降りてくる。この周辺には数件、食堂が並び、外にはお土産を売る屋台が出ているので、ここを通る人たちが休憩で利用するところのようだ。お店はかなり広く、仏壇にはお坊さんや仏さまの写真が飾られている。


ミャンマー ダウェイーイエ

ヤンゴンナンバーの車が駐車場に止まっている。ナンバーにはお飾りがついているところがミャンマー人らしい。

ちょっと遅いクリスマス会


ミャンマー ダウェイーイエ クリスマス会

正午過ぎ、小さな村を通過したときのこと。村人たちが集まって何かやっている。バイクを止めて運動場のような広場を横切って近づいていくと、そこは教会だった。いままでも様々な村の教会を見てきたが、この教会はそのような教会と比べると少し大きめの教会だった。


ミャンマー ダウェイーイエ クリスマス会

中ではハッピークリスマスと書かれた幕が飾られていることから、クリスマス会が行われているようだ。しかし今日は27日、ちょっと遅めのクリスマス会だ。壇上では数人が座り、表彰式のようなものが行われている。


ミャンマー ダウェイーイエ クリスマス会


ミャンマー ダウェイーイエ クリスマス会

その後、賛美歌が歌われクリスマス会が終了。今日は特別な日のようで、子供たちもきれいに着飾っている。

タニンダーリ管区からモン州へ


ミャンマー ダウェイーイエ 

道はだんだん山の中に入っていき、峠に近づいていく。来た時は突然、州境が登場したという感じだったが、今回は帰路なので、そろそろモン州へ入る峠に向かっているとわかる。


ミャンマー ダウェイーイエ 


ミャンマー ダウェイーイエ 


ミャンマー タニンダーリ管区 モン州 州境

午後1時半、ダウェイから115キロで、見覚えのある立派なゲートがあるタニンダーリ管区とモン州の州境に到着。これでミャンマー最南端ともお別れだ。行きと同じで、チェックポイントでイミグレーションの係官にパスポートを提出。無事に通過する。

イエの巨大四面仏


ミャンマー イエ

午後2時20分、イエに到着。前と同じStarlight Guest Houseに泊まることにした。ただ残念ながらアメリカ人のご主人はクリスマス休暇で家族で旅行中だとかでお会いできなった。

チェックインした後、前回行けなかった巨大四面仏を見に出かける。イエの街から20分ほど離れているが、行ってみると、行きの時に写真を撮った象のところが入り口となっていた。


ミャンマー イエ 四面仏


ミャンマー イエ 四面仏

象の入口から入っていくが、なかなか寺院にはたどり着かない。まっすぐな道をバイクでひたすら進むと、やっとどでかい四面仏が左側に見えてきた。隣にはまだ建設中の寝釈迦仏もある。


ミャンマー イエ 四面仏


ミャンマー イエ 四面仏

巨大四面仏は、りりしい眉毛とぱっちりした目が特徴。仏さまの指先だけでも人よりも大きい。




巨大四面仏の体内には入れるようになっている。中には仏さまがずらり。いったい何体あるのやら…。


ミャンマー イエ 四面仏


ミャンマー イエ 四面仏

てっぺんまで上がると、遠くまで広がるジャングルが見渡せた。寺院の敷地はかなり広く、隣には立派なお寺の伽藍がすでにある。やがて日が沈んでいく。


ミャンマー イエ 猿


ミャンマー イエ 四面仏

訪れる人は少ないが、乗り合いトラックに乗った参拝者が時々やってくる。敷地内を歩いていると、なぜか猿がいたが、これは飼われているのか、あるいは野生なのか?


ミャンマー イエ 四面仏


ミャンマー イエ 四面仏

参拝客がお坊さんを囲んで講話を聞いている。僧侶は見かけ若く、話している姿も笑顔でざっくばらんのようだが、聞いている人たちは手を合わせて熱心に聞いている。


遠くから3人のおばあさんが手に何かをもってやってきた。時間的に考えると、どこかに法事に行って帰ってきたところだろうが、言葉が通じないので詳しいことはわからなかった。


ミャンマー イエ

イエまで戻り、前にも来ていた湖の周辺を散策。静かに今日も暮れていく。

投稿者: asiansanpo

元読売新聞東京本社写真部。2016年3月、早期退職し、アウンサンスーチーの新政権が誕生したミャンマーに移り住み、1年半にわたり全土を回りながらミャンマーの「民主化元年」を撮影。2018年9月からは、エベレストのふもと、標高4000㍍の村で変わりゆくシェルパ族とともに9か月間生活した。日本では過疎地を拠点とし、衰退していく地方の実態を体験している。

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