ミャンマーツーリング。メルギー諸島へのツアー2日目。昨夜はHorseShoe島に泊まった。波の音を聞きながら眠りについたが、未明に目が覚めてしまい、すぐ目の前の浜辺に出て夜明けを待つ。まあなんて贅沢な夜明けなんでしょう。
一夜明けると、白砂のきれいな浜辺は足跡一つない、まっさらな浜となっている。浜辺を歩いて足跡をつけてしまうのが、なんだか申し訳なく思えてしまう。海も奥まった入江の中までは波がほとんど入ってこないため、湖のようだ。
昨夜、夜遅く湾内に漁船のエンジン音が入ってきて、しばらく人の声が聞こえていた。明るくなってきてわかったが、3艘の漁船が停泊していた。夜間の漁を終え、夜を明かしていたのだろう。やがて船から煙が立ち、朝食の準備をしだした。出来上がると、輪になって食べているのが浜からでも見える。やがてまた湾内から外海に出て行った。
午前10時前、少し大きな船が湾内に入ってきた。中には白人の外国人のグループが乗っている。しばらくすると、空気ボンベを背負って次々と海に飛び込んでいく。ミャンマーではまだダイビングをやっているとは聞いたことがないので、これはタイからやってきたダイビングツアー船なのだろう。
しばらくすると、私たちも昨日乗ってきたスピードボートでタイ人観光客が到着。今まで静かだった島が急ににぎやかになる。
正午過ぎ、今朝来た新しいタイ人観光客とともにHorseShoe島を出発。2島目のハート島に向かう。しかし時間がずれたのか、ハート島の中海に入る入口が満潮のためふさがりかかっており、中に入れそうもないので、この島を飛ばしてTaFook島に向かった。
TaFook島では1時間ほどしかないので、のんびりきれいな白砂の上で日光浴。目の前を小さなヤドカリが歩いていく。
午後3時、宿泊した島に残っていたタイ人OL3人組をピックアップした後、コータウンに戻り始める。やがて右側に建設中のホテルのような建物と修理中の大きな船が見えてきた。ミャンマーにしては立派だなと思ってみていたら、そこはタイ側だった。近くを駆逐艦が通るが、これもタイ海軍のものだとか。さすがにミャンマーは持ってないか。
午後4時、船は直接コータウンの街に戻るのでなく、すぐ近くの島の埠頭に寄る。ここは「グランド アンダマン リゾート」で、ここで着替えがてら、プールやブッフェの夕食がとれるようになっている。
ブッフェはすべてタイ料理。タイ人観光客がほとんどなのだから仕方がないが、このホテルもミャンマー領にありながら言葉も料理もタイだった。聞くところによると、ホテルのマネージメントもタイ人がやっているのだとか。